WEC世界耐久選手権で2号車アウディR18 e-トロン・クワトロをドライブするアラン・マクニッシュは、第6戦富士でトヨタはアウディを脅かすかもしれないと語っている。
マクニッシュ、トム・クリステンセン、ロイック・デュバルの3人がドライバーを務める2号車アウディは、ル・マン24時間での勝利を含め今シーズンここまで3勝を挙げ、ポイントランキングでも首位につけている。
対するトヨタは、ル・マン24時間以来となる2台体制で今回のレースに臨む。マクニッシュは、母国ラウンドでもあるトヨタとのバトルは厳しいものになるだろうと語った。
「(レースは)かなりタフなものになるだろう。トヨタは、昨年の富士で速さを見せてレースを制している」とマクニッシュ。
「そして、前戦オースティンで勝利した際の僕らのアドバンテージは、6時間のレースを終えて23秒だけだった」
「(今回は)彼らも2台体制を敷いているし、彼らの母国レースでもある。その舞台での活躍を望んでいるはずだ」
「勝利だけでなくワン・ツーのためにも、彼らが全力を尽くしていることがわかるよ」
またマクニッシュは、富士ではアウディよりもトヨタのマシンに優位性があるだろうと語っている。
「彼らはアメリカで確かなストレートスピードを誇っていた。そして、富士には非常に長いストレートがある」
「最終セクターは彼らに完全にマッチしている。ストップ&ゴーになっていて、彼らのマシンは僕らのマシン以上にそうした特性に適しているんだ」