シボレーは13日に開幕したデトロイトショーで、LM-GTE規定の新レーシングカー、シボレー・コルベットC7.Rの正式なカラーリング、新Z06を同時に公開した。
1999年から長年スポーツカーレースの舞台で戦っているコルベット・レーシングは、2013年までコルベットC6.Rでアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)とル・マン24時間を戦ってきたが、2014年に向け昨年デビューしたタイプC7にスイッチ。すでにテストが重ねられているが、デトロイトショーでは市販のZ06と同時に、伝統のイエローのカラーリングを纏って正式にお披露目された。
C7.Rは市販のZ06と同様のアルミニウムフレームを採用。C6.Rに比べて40%のシャシー強化に成功した。空力も大幅に改良されているほか、2009年のGT1用エンジン以来となる直噴を採用。長距離レースにおいて燃費の改善を達成しているという。
「耐久レースの世界において、コルベットはここ15年間成功のベンチマークだった。コルベット・レーシングが成し遂げてきた素晴らしい成績は、市販車とレースの間の関係の象徴と言える」と語るのは、ゼネラル・モータースのモータースポーツ&ビークル担当副社長のジム・キャンベル。
この新型コルベットC7.Rは、今季ALMSとグランダムが統合して誕生するユナイテッド・スポーツカーのGT-LMクラスに参戦。1月25日〜26日に開催されるデイトナ24時間がデビュー戦となる。また、6月のル・マン24時間耐久レースにも参戦する予定となっている。
2014 Corvette C7.R Racecar — Walkaround | Chevrolet