FIAは、議論を呼んでいるF1スーパーライセンス・ポイントシステムを将来必要に応じて修正する可能性があることを明らかにした。

 2016年に向けてFIAは、F1スーパーライセンス発行の基準を厳格化することを決めた。有効な運転免許を持っていること、18歳以上であること、F1のスポーティングレギュレーションに関する知識を有していること、現行あるいは最近のF1マシンで300kmのテスト走行を行うこと、マイナーフォーミュラにおいて最低でも2年間参戦した経験があることに加え、新たなライセンスポイントシステムを導入、ドライバーはライセンス申請前の3年間に40ポイント以上を獲得していなければならなくなった。

 与えられるポイントは各シリーズとランキングによって決められており、タイトル獲得により40ポイント以上が与えられるのは、ポイント対象となる11シリーズのうち、将来のF2、GP2、F3ヨーロッパ選手権、WEC(LMP1)、インディカーのみとなっている。

 このポイント配分には批判の声も上がっており、ルノーは、フォーミュラ・ルノー3.5に与えられるポイントが低いことに不満を持ち、変更を求めてFIAに接触したといわれている。

 今週FIAは、厳しい基準を導入することは重要であると強調した上で、システムが不適切であると感じれば変更すると述べた。

 FIAのスポークスマンは、英国AUTOSPORTに対して次のようにコメントした。
「発給の基準として確固たる枠組みを定めた」
「ポイントシステムに関しては、当然のことながら実際にはその年ごとに調整を行う可能性がある」

 ポイント配分を決定づけた根拠について、スポークスマンはこう述べている。
「ポイントシステムの基準は、それぞれの選手権の相対的な競技パフォーマンスのみに基づいて決定されたわけではない」
「規則を作る立場として他にも検討すべき要素がある。もちろんルノーや他の人々からの意見には耳を傾ける」
「新たなスーパーライセンスシステムの経験に基づいて、今後ポイントシステムに調整を加える可能性はある」

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