ロジスティクスの関係からオーストラリア参戦を取りやめる可能性のあったコディ・クロッカーだが、タスマニアを拠点とするレス・ウォークデン・ラリーイング(LWR)がマシンを供給することで、参戦が可能になったという。
 LWRは2006年にクロッカーがAPRCタイトルを獲得した時のチーム。マシンは2008年型のグループNインプレッサを使う予定だ。古巣からの参戦にクロッカーも意気揚々。

「オーストラリアへの参戦はまたとない機会だし、参戦できないかもしれない状況からのリカバリーだからとてもうれしく思っているよ。せっかくのホームイベントだから参加したいと思っているし、僕にとっては一番重要なイベントだからね。マシンを用意してくれたレス・ウォークデンに感謝しているよ。色々なことが片づいた今はスタートが待ちきれないよ!」

 コ・ドライバーを務めるのはAPRCでパートナーを務めるベン・アトキンソン。ふたりがドライブするのは元V8スーパーカードライバーのトニー・ロングハーストが今年のタルガ・タスマニアで使用したインプレッサだ。

「何度も言うけど、オーストラリアは僕らにとってすっごく重要なイベントなんだ。スバルやSTIのエラい人たちがたくさん来るから、がんばってイイところを見せなきゃならないしね(笑)。
 マシンは僕がAPRCで使っているものと似たスペックのものだからそれほど心配はしていない。デフやエンジンマッピングのセッティングはAPRCのクルマにあわせるつもりだ。だからAPRCと遜色ないペースで走れると思っているよ」

 LWRのトップを務めるレス・ウォークデンは1戦ではあるが、再びチームにクロッカーが戻ってきたことを歓迎している。なにしろ期待の若手、ブレンダン・リーブスが先月のクラッシュによりドクターストップをかけられてしまっていたからだ。

「ブレンダンが出られなくなってしまった以上、我々はホームイベントに際して、何かしらの可能性を探らなければならない状態だった。だからコディが出場できないかもしれないというのは、渡りに船と言っちゃあ失礼だがこれ以上の人選はないと思ったよ。コディと我々にとって、ラリーオーストラリアは最高の晴れ舞台なんだ。
 ご存じのとおり、コディは10年以上にわたって信じられないくらいの記録を残してきたドライバーだ。2006年に我々とともにAPRCタイトルを獲ったコディとまたやれるなんて、ゾクゾクするよ!」チームを率いるウォークデンは上機嫌だ。

 クロッカーはラリーウイークの月曜日(8月31日)に行なわれるPWRCの公式シェイクダウンテストでLWRのインプレッサをドライブする予定になっている。

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