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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2016.01.22 00:00
更新日: 2018.02.17 12:36

澤圭太、アジアン・ル・マン第3戦タイはクラス5位


One Day Smile
PRESS RELEASE

Asian Le Mans Rd.3 タイ・ブリーラム、痛恨のトラブルでPP発進もクラス5位、それでも大量20点リードで今週末の最終戦へ!

 Asian Le Mans シリーズは年を超えて1月に最終2連戦を迎えた。
 今回の舞台はタイ・ブリーラム、マクラーレンが得意とする高いミューのフラット路面で開幕3連勝で1戦を残してのシリーズタイトルを決定すべく現地へと向かった。

木曜日の非公式練習、金曜日・土曜日の公式練習:
 チームの走り出しのセットアップは非常に良く、大きな変更をする事なく順調にメニューを消化。土曜日の最後の公式練習でも予選と決勝ロングランでの確認はでき、万全の状態で予選を迎える。

土曜日の予選:
 土曜日夕方に開催された公式予選、今回もエースのMaclarenファクトリードライバーを務めるRob.Bell選手が担当し1セット目のタイヤではアタックが不発に終わるも2セット目はパーフェクトの走り!2位以下を僅差で離してクラストップを奪取、開幕から3連続GTクラスP.Pを獲得したがいつも以上にライバル達も仕上がりが良くタイム差が無い緊張の予選となった。

日曜日決勝(第3戦 3時間):
 全体17台(LMP2:3台、LMP3:3台、GT:9台、GT-Am:1台、CN:1台)というラインナップの中、全体で6番手GTクラストップから今回スタートを担当するのは今回も前回セパン戦に引き続き澤。
 スタートは順当にポジションキープで2位以下を引き離しに掛かるがSCランが導入されリセット、リスタートも上手く決めた澤は徐々に2位以下を引き離しに掛かる……が“好事魔多し”、何とエンジンのミスファイア症状が出てペースが上がったり下がったりという苦しい状況となる。原因を究明するチームスタッフと走りながら色々とエンジンマップを変えたり、走らせ方を変えて改善を試みる澤だが、法則性の無いトラブル発症に悩まされたままクラス3番手にまで落ちて70分近い担当スティントを終える、ピットinのDr交代の際にマシン電源をリセットしてトラブル解消を望んだが第2スティントのWeng選手もやはり同様の症状を訴えペースが上がらない、最終スティントのR.Bell選手もトラブルを騙し騙しの走行となり、2回目のSCランのタイミングが悪かったりもあってクラストップから1Lap遅れとなってしまう、それでもファステストラップを叩き出す速さを見せていたただけに順当に行けばクラス優勝で最終戦を待たずしてシリーズタイトル決定という可能性が大きかったが、今回は勝利の女神は微笑んでくれなかった。
 そのままクラス5位でゴールし選手権ポイントを加算、リードはレース前より縮まったがそれでも大量リードと言える20ポイント差でランク1位、1月末の最終戦でキッチリ勝ってシリーズタイトル&ルマン24時間出場権を獲得したいと思う。

『澤圭太コメント』
 とにかくチャンピオンを決めれる速さがあっただけに珍しい車両トラブルは非常に残念の一言でした。でもまだ大量リード、自分の夢だったルマン24時間への参戦、チームもオーナーのWengさんも同じです。何とか決めて、皆さんの想いと共に6月のルマンへと繋げたいと思います。
 自分の走りは週末を通して与えられた仕事をキッチリする事が出来たのでまったく心配しておりません。今年のレース活動の体制発表やスポンサー様との調整、国内でのワンスマ活動やオートサロン出展など、年明けも毎日充実!本当に支えてくださる全ての皆様に感謝申し上げます。2016年も引き続きご支援のほど宜しくお願い致します。