ストラッカ・レーシングは、今季のWEC世界耐久選手権に投入するLMP2カー『ストラッカ童夢S103』のリヤセクションの見直しを行ったことを明らかにした。チームは、WEC第4戦オースティンに向けて来週にもテストを行う計画だという。

 ストラッカは今年、童夢が今季に向けて開発したクローズドLMP2のS103を採用してWECにフルシーズンエントリー。ただ、開幕前のテストで問題が発生したことなどから開幕2戦は欠場。第3戦となるル・マン24時間に向けて開発を行っていたが、スパ・フランコルシャンでのテストの際にクラッシュを喫し、車両の修復が間に合わないとしてル・マンへの参戦も断念していた。

 ストラッカによると、スパでのクラッシュ後、マシンのリヤセクションの見直しを行ったのだという。チームプリンシパルに復帰したダン・ワルムスリーは、リヤサスペンションのジオメトリーを変更するため、新たなギヤボックスケーシングが必要になったのだと説明した。

「ギヤボックスケーシングには長い時間が必要なんだ。それがスパ以来テストを行っていない理由だよ」

 ワルムスリーによると、従来のジオメトリーでは「リヤの接地を望んだようにコントロールするのが難しかった」のだという。

「問題の原因を突き止めたし、現在はきちんと製造できているかどうかが重要だと考えている」

 ワルムスリーは、9月に行われるWEC第4戦オースティンのグリッドにマシンを並べるために「あらゆる努力」をするのだと語った。チームは、来週にテストを行う計画を固めているようだ。

「可能な限り早くS103がレースをできるように全力を傾けている。だから、我々は2015年にはマシンを売る立場にいるはずだよ」

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