フランス西部自動車クラブ(ACO)は5日、2015年WEC世界耐久選手権のシーズンエントリーリストを発表した。昨年から4台増加し、4クラス合計で35台が名を連ねた。

 ル・マン24時間を中心として、今年も全8戦で争われるWEC。シリーズ発足4年目となる今年は、昨年のポルシェに続き、ニッサンも最高峰カテゴリーとなるLMP1クラスに参戦。トヨタ、アウディを加えた4メーカーが総合優勝をかけて激突することとなる。

 そんなLMP1クラスには、4メーカーと2つのプライベーターを合わせた11台が揃い、4クラス中で最多のエントリー数となった。昨年王者のトヨタTS040ハイブリッドはチャンピオンナンバーの1と2を掲げて今季に臨む一方で、アウディR18 e-トロン・クワトロ勢がカーナンバー7、8を使用。また、ポルシェ919ハイブリッドは17、18へとナンバーを変更し、ニッサンGT-R LMニスモは22、23を選択している。プライベーターは、レベリオン・レーシングの2台と、ロータスから改称されたチーム・バイコレスの1台がエントリーしている。

 10台がエントリーするLMP2クラスにも注目の名前が揃った。サードがモランド・レーシングと提携して2台のモーガンEvo・サードを投入するほか、デビューが今季へと延期されていたストラッカ童夢S103・ニッサンもエントリー。強豪G-ドライブ・レーシングは2台体制となり、KCMGはオレカの新クローズドLMP2『オレカ05』を持ち込む。ほかにも、エクストリーム・スピード・モータースポーツのHPD ARX-04b・ホンダ勢や、ヨーロピアン・ル・マン(ELMS)で2年連続の王座を獲得しているシグナテック・アルピーヌ、2年ぶりにWECフル参戦を果たすOAKレーシングと、バラエティ豊かなラインナップとなった。

 フェラーリ、ポルシェ、アストンマーチンのワークス格のチームが例年激しいバトルを繰り広げているLM-GTEプロクラスは、7台のエントリーに。AFコルセのフェラーリ458イタリア、ポルシェ・チーム・マンタイのポルシェ911 RSRが2台ずつ投入されるほか、アストンマーチン・レーシング(AMR)勢は体制拡大となり、3台のアストンマーチン・バンテージV8が登場する。

 LM-GTEアマクラスも、プロクラスと同じく7台がエントリー。フェラーリ、ポルシェ、アストンマーチンに加えて、2年ぶりのWEC参戦となるラルブル・コンペティションからはシボレー・コルベットC7.Rが投入される。また、俳優のパトリック・デンプシーは、デンプシー-プロトン・レーシングのポルシェをドライブすることになる。

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