イギリスの新たなスポーツカーチーム、ウッダード・レーシングがHPD ARX-03b・ホンダを購入し、2014年のヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)とアジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)に参戦することになった。
ダニエル・ウッダードが代表を務めるウッダード・レーシング・オーガニゼーション(WRO)は、2011年のセブリング12時間にアイコニック・エナジードリンク・WROと称しフォーミュラ・ル・マンFLM09で参戦。スポーツカー耐久での実績は他にはないが、14年に向けHPD ARX-03bを購入し、ふたつのシリーズに参戦することになった。
「我々はHPDと新車の購入に関する契約を結び、ふたりのドライバーについても契約を結んだ。ほぼすべてのことが決まっているんだ」とダニエル・ウッダードは語る。
ウッダードはふたりのドライバーの名前についてはまだ明かしていないが、昨年のELMSでLM-GTEクラスのチャンピオンを獲得したジョニー・モウレムと交渉していることを明かしている。
WROはまた、今季のアジアン・ル・マン・シリーズにも参戦する意志があると表明。ドライバーについては「4〜5人と話をしている」とウッダードは語るが、「あくまで軸足はELMSにある」という。また、チームは6月のル・マン24時間耐久レースへの参加も視野に入れているが、多くのエントリーを集めるル・マンだけに、参戦については楽観視していないとウッダード。
ELMSのLMP2クラスには、すでにフランスのペガサス・レーシングがモーガン・ニッサンで参戦する意志を示している。