7月17日から19日にかけて開催される、F1ヤングドライバーテスト。このテストにザウバーから参加することになっている佐藤公哉は、イタリアのムジェロで行われたAUTO GPを終えると一旦下宿先の自宅に戻った後、シルバーストンでザウバーチームに合流した。このコーナーではムジェロから佐藤のイギリスのシルバーストンまで同行して、F1テストデビューまでを追う。
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イタリア・フォルリの準工業地域に建つ建物。左側半分が『EURO NOVA(ユーロ・ノヴァ)』のファクトリーで、右側半分がフェルナンド・アロンソのフィジオが経営するジム。レーシングドライバーにとっては素晴らしい環境である。
終わったばかりのAUTO GP第5大会(イタリア・ムジェロ)について、チームのファクトリーでビンツェンツォ・ソスピリ社長と話し合う佐藤。次の第6大会(ドイツ・ニュルブルクリンク)での活躍に期待。
ジムでフィジカルトレーニングに勤しむ佐藤。ウォーミングアップを含めて所要時間は1時間少々とのこと。根を詰めすぎると怪我のもとにもなり、余計な筋肉をつけてしまうので、ほとほどが肝要なのだという。
佐藤がイタリア生活を送るアパート。ビンツェンツォ・ソスピリ社長の持ち家で、佐藤のほかにチームメイトの黒田吉隆、そしてメカニックの数人がここに住んでいる。庭に10羽近くの鶏が放し飼いされている。
外食の頻度は決して多くはなく、食事のほとんどは自炊して賄うという佐藤。電気炊飯器でご飯を炊くことも少なくないというが、この日の昼食はスパゲティ。日本製のたらこパスタソースを絡めて簡単に済ませる。
チームに紹介された美容院で散髪する佐藤。スマートフォンで探し当てた理想のヘアスタイルの写真を見せるとともに、簡単なイタリア語も使ってコミュニケーションを取った。仕上がりにはかなり満足そうな様子。
7月17日の昼過ぎにイタリア・ボローニャ空港を発ち、同日午後にイギリス・ロンドンのヒースロー空港に到着した佐藤。ユーロ・ノヴァのチームオーナーである井上隆智穂と、レンタカーでシルバーストンへ。
F1テスト初日のセッションも残り30分という時刻にシルバーストンへ到着。ザウバーのチームスタッフに温かく出迎えられて挨拶を済ませた佐藤は、予想もしていなかったテスト終了後のミーティングへの参加を早くも許された。
≪≪次回へ続く≫≫