フランス西部自動車クラブ(ACO)は25日、第84回ル・マン24時間耐久レースの自動招待リストを発表した。今年は15チームから各1台が招待を受けている。
今年は6月18日〜19日に開催されるル・マン24時間。ここ数年間は、特別枠のガレージ#56を含めて56台が参戦可能となっていたが、ピットの増設により今年は58台が参戦することができる。規定台数以上のエントリーがあった場合は、ACOによる審査が行われる。
自動招待とは、ル・マン24時間や各“ル・マン・シリーズ”で好成績を収めたチームに参戦権が付与されるシステム。ただし、招待されたチームがエントリーするとは限らない。
今年の招待リストでは、15年ル・マンの各クラス優勝者に加え、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)、アジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)、そして北米のユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC/今年からウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップに改称)でクラスチャンピオンを獲得したチームなどに参戦権が与えられている。
昨年のル・マン24時間からは、各クラスを制したポルシェ・チーム(LMP1)、KCMG(LMP2)、コルベット・レーシング-GM(LM-GTEプロ)、SMPレーシング(LM-GTEアマ)が招待された。
ELMSからは、LMP2王者のグリーブス・モータースポーツをはじめ、LM-GTEクラスでトップ2となったフォーミュラ・レーシングとBMWチーム・マルクVDS、そしてGTCクラスを制したTDSレーシングと、LMP3チャンピオンのチームLNTが参戦権を得た。
AsLMSからは、LMP2クラスを制したレース・パフォーマンスと、GTクラス首位のクリアウォーター・レーシング、そしてLMP3王者のDCレーシングが招待されている。また今年から改称される旧USCCからは、シリーズの使命を受けたマイケル・シャンク・レーシング、そしてスクーデリア・コルサがそれぞれ参戦権を獲得した。
なお、今年のル・マン24時間のエントリーリストは、2月5日にパリで発表される予定となっている。