19日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで今年2回目のF1合同テストが幕を開け、今回が公式テストデビューとなるロータスE22もロメイン・グロージャンのドライブによって走行をスタートした。

 新しいレギュレーションにより、醜いノーズを採用することを余儀なくされた今年のF1マシン。そのなかでも、最もファンを驚かせるデザインを採用してきたのがロータスだ。
 ノーズ先端が二股に別れた“2本牙ノーズ”は、多くのチームが採用しているアリクイ型とも一線を画すコンセプトと言える。

 カラーリングはお馴染みのブラック&ゴールドを継続しつつ、コクピットサイドに新たなラインが加わっているほか、リヤウイングにはパストール・マルドナドの加入にと伴い、『PDVSA』のロゴが躍っている。
 これらは、1月末に先行リリースされたデジタルイメージのE22ほぼそのままで、各エリアのデザインを見ても大きく変わった部分は見られない。

 チームは、スペインのヘレス・サーキットで行われた今年最初の合同テストを欠席したが、2月7日と8日に宣伝用の“フィルミングデイ”を利用しE22のシェイクダウンを実施。ヘレスでトラブルが頻発したルノーのパワーユニットも特に問題は発生せず、走行上限の100kmを走破している。

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