かつてフェラーリやマクラーレンのドライバーとしてF1で活躍し、1997年にル・マン24時間で総合優勝を飾った実績をもつステファン・ヨハンソンが、今季デルタADRがオペレートするミレニアム・レーシングからWEC世界耐久選手権にフル参戦することになった。

 スウェーデン出身のヨハンソンは1980年から91年までさまざまなチームを渡り歩きながらF1に参戦。アメリカでも活躍したほか、スポーツカーレースにも参戦。WECにも初年度、ガルフレーシング・ミドルイーストから参戦していた。

 一方でヨハンソンは絵画やデザインに関心が高く、自身がデザインした高級腕時計ブランド『ステファン・ヨハンソン・ベクショー』を立ち上げている。この時計は昨年4月から日本でも購入できるようになっている。

 今季WECのLMP2上位チームであるデルタADRは、『ミレニアム・レーシング』というチーム名でWECに2台体制で参戦することになるが、その1台のドライバーとしてヨハンソンの名が連ねられた。ヨハンソンはすでにUSCCデイトナ24時間でもデルタADRに加入していた。

「ここ数年はいろんなことに手を出していたけど、ふと2007年以降きちんとしたプログラムをこなしていなかったと気づいたんだ。今はすごく興奮していて、再びグローブを身につけるのが待ちきれない」と57歳のヨハンソンは語る。

「もし若い頃の自分に『57歳までレースをしているか』と聞かれたら、それは信じられないというだろう。だけど年をとれば、大事なことは何かを理解できるようになる。レースは自分が人生を楽しむためのスタイルなんだ」

 英AUTOSPORT.comは、ヨハンソンのチームメイトにはトヨタのリザーブを務めるマイク・コンウェイと、中野信治が収まるだろうと伝える。また、もう1台はファビアン・ジロワとジョン・マーティン、オリバー・ターベイが組むとしている。

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