ル・マン24時間を運営するフランス西部自動車クラブ(ACO)は、18日に明らかにされたプジョーのル・マン/WEC世界耐久選手権撤退の報を受けプレスリリースを発行。プジョー撤退に対して、「非常に遺憾に思うとともに、失望している」と声明を出した。
ACOはル・マン24時間を運営するとともに、2010年からインターコンチネンタル・ル・マン・カップを開催し、世界的な耐久レースシリーズを開催。2012年からFIAの冠を得ることになりWECがスタートすることになったが、この背景には世界的なマーケティングに活用したいメーカーからのプッシュがあったとされている。
そんな中、プジョーはヨーロッパの経済危機と新車へのリソース集中を理由に突然のスポーツカープログラムの休止を発表。ACOはいち早くリリースを発行し、プジョーの撤退について批判に近い内容の声明を出した。
「ACOはプジョーからのスポーツカー耐久レースからの撤退の報せを受け取った。ル・マン24時間のオーガナイザーで、WECのプロモーターを務めるACOでは、この決定を非常に遺憾に思っている。プジョーは2009年にル・マンで優勝を飾り、二度のILMC王座を獲得した」
「耐久レースの未来に大きな展望を与える、新しいFIA世界耐久選手権が創設されようとしているこの時期に、フランスの自動車メーカーがシリーズから去る決断を下したことは残念でならない。このような状況にも関わらず、2012年のル・マン24時間とWECには多くのスターが集まった。18日はル・マンとWECのエントリー締切だった」
「ル・マンに対して信頼を置く多数の自動車メーカーを含む、多くのエントリーが受け入れられることとなった。そして、耐久レースの活力を証明してくれることだろう。エントリーについては、2月2日に発表されることとなる」
ACO代表のジャン-クロード・プラセルも、リリースの中で「ル・マン24時間にとって大いに失望させられる報せだ。特に、2012年からスタートするWEC世界耐久選手権は自動車メーカーのリクエストによって創設されたものだ。特にプジョーからのリクエストだった」と語る。
「毎年ル・マンに集まる何十万人のファンはもちろん、テレビで観戦する何百万のファンも、フランスのメーカーがいなくなることに大いに失望しているだろう」
