ALMSアメリカン・ル・マン・シリーズ第6戦ミドオハイオは4日、決勝レースが行われ、クラウス・グラフ/ルーカス・ルーア組マッスルミルク・ピケット・レーシングのHPD ARX-03aが優勝を飾った。
今季、ダイソン・レーシングが走らせるローラB12/60・マツダを寄せ付けず、圧倒的な強さでシリーズを席巻するピケット・レーシングのHPD ARX-03a。予選でも0.7秒差をつけローラ・マツダを下しポールポジションを獲得。決勝でもピットストップごとにローラ・マツダとのギャップを広げ、最終的に1周差をつけ優勝を飾った。
LMP2クラスは、レベル5モータースポーツのHPD ARX-03bとコンクエスト・レーシングのモーガン・ニッサンが僅差の争いに。同一周での争いとなったが、スコット・タッカー/クリストフ・ブシュー組055号車HPD ARX-03bが優勝。LMP1とともにHPDがレースを制した。
LM-GTクラスは、オリバー・ギャビン/トミー・ミルナー組シボレー・コルベットがフライングリザードのポルシェ997 GT3 RSRを下し優勝。3位はレイホール・レターマンのBMW M3 GTが入った。
今回がデビュー戦となるSRTバイパーGTS-Rは2台が登場。クノ・ウィットマー/ドミニク・ファーンバッハー組91号車がクラス10位、もう1台の93号車はクラス12位だった。