アメリカン・ル・マン・シリーズ第4戦は6日、ライムロック・パークで決勝レースが行われ、マッスルミルク・ピケット・レーシングのクラウス・グラフ/ルーカス・ルーア組HPD ARX-04cが3連勝を飾った。
今季優勝争いの常連となっているレベリオン・レーシングのローラB12/60・トヨタが参戦せず、ピケット・レーシングのHPDとダイソン・レーシングのローラB12/60・マツダとの対決となった今回のライムロック。5日の予選からHPDはローラ・マツダに対しコンマ8秒差をつけポールポジションを獲得した。
迎えた6日の決勝は気温35度と非常に暑い中でのレースとなり、スティントを終えたドライバーが次々とメディカルセンターに運ばれる事態に。そんな中、レースではポールスタートのルーア駆るHPDがスタートで失敗、クリス・ダイソン駆るローラ・マツダがリードを奪う。
しかし、57周目にルーアはトップを奪回。一方のダイソン・レーシングはピット作業時に、シートベルトのトラブルが発生。これでピケット・レーシングの勝利は確実なものとなり、3連勝を飾ることとなった。
LMP2クラスは、レベル5モータースポーツのスコット・タッカー/ライアン・ブリスコ組551号車PD ARX-03bが優勝したが、2位となったエクストリーム・スピードの01号車HPD ARX-03bとクラッシュ、調査中とされ、リザルトはまだ確定していない。
LM-GTクラスは、ジョン・エドワーズ/ディルク・ミューラー組BMWチームRLLの56号車BMW Z4 GTEが優勝。コルベット・レーシングの3号車が2位、COREレーシングの06号車ポルシェ911 GT3 RSRが3位に入った。