アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)第2戦ロングビーチは20日決勝レースが行われ、マッスルミルク・ピケット・レーシングのクラウス・グラフ/ルーカス・ルーア組6号車HPD ARX-03a・ホンダが優勝を飾った。
IZODインディカー・シリーズと併催となっているALMS第2戦。19日の予選では、今季ALMSにフル参戦するレベリオン・レーシングのローラB12/60・トヨタが、ニール・ジャニのアタックでポールポジションを獲得。2番手にはダイソン・レーシングのローラ・マツダが続き、ローラ勢が最前列を占める。
迎えた決勝では、序盤から2台のローラが逃げに入り、レベリオンのローラ・トヨタはジャニからニック・ハイドフェルドに交代。一方、3番手スタートとなったピケット・レーシングのHPD ARX-03aはルーアからグラフに代わり、コーションのタイミングとピットストップ時の給油の妙で、レベリオンを先行することに成功する。
最終的にグラフ駆るHPDがハイドフェルドのローラ・トヨタを下し優勝を飾ることになった。2位はレベリオン、3位にはLMPCクラスのCORE-オートスポートが入った。LMPCクラスは参加した3台が3〜5位までを占めた。
総合6位に入ったのは、LMP2クラス優勝となったスコット・シャープ/ガイ・コスモ組HPD ARX-03b・ホンダ。LM-GTクラスは、ドミニク・ファーンバッハー駆るSRTバイパーGTS-Rが優勝を目指しクラスポールから快走していたものの、ビル・オーバーレン駆るBMW Z4 GTEが優勝を飾っている。