コルベット・レーシングは、今週末に開かれるALMS第6戦ミドオハイオにおいて、新型のコルベットC6.Rを新たな舞台GT2クラスにデビューさせる。
2010年、GTが新たにひとつのクラスになることを想定し開発されたGT2スペックのC6.Rは、今シーズン残り5つのラウンドにおいてGT2クラスにエントリーされ、テストおよび開発プログラムが進められる。現在このクラスにはフェラーリやポルシェをはじめBMW、アストンマーチン、ジャガー、ダッヂ、パノス、フォードといった多くのライバルたちが覇を競っている。
チームを指揮するゲイリー・プラットは、「今回、我々がエントリーするのはチャンピオンシップのためではない」と語る。「我々の視線は来るべき2010年シーズンに向けられており、その準備として残りのレースに臨む。今後のレースが我々にとって唯一のテストといえるが、しっかりとマシンの性能を見極めていきたい」
「確かに我々は、これまでGT1で成し遂げてきた成功と同様の結果が得られることを望んでいる。しかし、GT2において我々が直面する戦いのレベルは非常に高いものとなるだろう」
コルベットはこれまでの10年間(GTS、GT1クラス)で77の勝利と8度のALMSチャンピオンを獲得。GT1コルベットは、6月に行われたル・マン24時間で6度目の勝利を手にし、引退した。