タイとカンボジアの2カ国にかけて開催のアジアカントリーラリーは、8月14日(木)にレグ5としてカンボジア国内を大移動。バタンバンから首都プノンペンまでのSS5約206kmを含む423kmを走行した。コースは木が覆い茂るジャングルの中の道と、フラットなハイスピードロードのコンビネーション。ジャングルの中の道は路面コンディションが悪いという事前情報もあり、何台かのマシンはペナルティを覚悟で迂回路をとる安全策をとった。

 1日の走行を終え、大都市プノンペンに日本勢最上位で戻ってきたのは前日と変わらず4位の青木拓磨(いすゞmu-X)。とくに大きなミスを犯したわけではないが、SSのタイムは7番手に留まりトップ3との差は開いてしまった。そして拓磨に続く5位は伊藤芳朗(いすゞD-MAX)。女性ペアの井藤鈴/ロスリン・シェン(三菱ストラーダ)は総合12位で、タレントのヒロミ(トヨタ・ランドクルーザー・プラド)は、途中コースアウトするシーンもあったが、チームメイトのサポートでコースに復帰。総合13位でプノンペンに辿りついた。

 三菱アウトランダーPHEVで総合9位につけていた青木孝次は、タイムアウトのリスクを避けるため迂回路を通り、2時間のペナルテイを受け15位に後退。乗用車ベースのアウトランダーPHEVは、車高を上げているとはいえ本格的なクロスカントリー4WDと比べると路面とのクリアランスがやや厳しい。SS5は1度ジャングルに入ってしまうと迂回路がなく、最悪の場合戻れない危険性もあるため、青木はSSを45km走ったところで路面状況を見て走行を断念した。

 それでも青木は「様々な試みを行い多くのデータを得ることができた」と、ポジティブだ。明日のラリー最終日はSSの距離が短く、PHEVのアウトランダーにとっては最高の走りをみせるチャンス。青木は今大会の集大成として最終日のSS6に臨む。

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