ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)は13日、2014年シーズンのフルエントリーリストを発表した。総勢42台が名を連ねている。
シリーズ初年度の12年シーズンは参戦台数が揃わずに数戦がキャンセルになるという事態にも見舞われたELMSだが、昨年は最終戦まで僅差のチャンピオン争いが続くなど盛り上がりを見せ、今季はWEC世界耐久選手権を上回る42台ものフルシーズンエントリーを集めた。
最高峰となるLMP2クラスには、13台がエントリー。昨年のチャンピオンに輝いたシグナテック・アルピーヌが2台体制へと拡大したほか、12年シーズン王者のティリエ・バイ・TDSレーシングは、シャシーをオレカからリジェJS P2にスイッチしている。また、セバスチャン・ローブ・レーシング(SLR)が、オレカ03・ニッサンでMLP2クラスにエントリーした。
LM-GTEクラスも、LMP2と同じく13台が名を連ねている。WECにも参戦しているAFコルセがフェラーリ458 イタリアの2台体制でエントリーしているほか、昨年GTCクラスのチャンピオンに輝いたSMPレーシングもフェラーリで参戦する。
16台がエントリーしたGTCクラスでは、LMP2にもエントリーしたSLRが、マクラーレンMP4-12C GT3からスイッチする形でアウディR8 LMSウルトラを投入。AFコルセが4台のフェラーリ458 イタリア GT3を投入しているほか、ARTグランプリが2台のマクラーレンをエントリーさせている。
各クラス多くのエントリーを集めたELMSだが、オレカFLM09で争われるLMPCクラスのマシンは、このフルシーズンエントリーリストには名を連ねていない。
今季のELMSは、4月18~19日に行われるシルバーストン戦で幕を開ける。