ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ第3戦は20日、オーストリアのレッドブルリンクで第3戦が行われ、ピエール・ティリエ/マティアス・ベッシェ組がドライブしたティリエ・バイ・TDSレーシングの1号車オレカ・ニッサンが優勝を飾った。

 ワールドシリーズ・バイ・ルノーとの併催で行われたELMS第3戦。フリープラクティスが19日に、予選・決勝が20日に開催されたが、20日朝の予選では36号車アルピーヌA450・ニッサンが暫定ポールを獲得。しかし、イエロー下で出されたタイムだったとして抹消され、JOTAレーシングの38号車ザイテックZ11SN・ニッサンがポールポジションを獲得した。

 20日午後のレースでも38号車ザイテックがリードを奪うも、ピットレーン速度違反により30秒のストップ&ゴーペナルティが科されてしまう。他のLMP2クラスのライバルたちはトラブル等もあり脱落。これで序盤苦しいレースとなっていたTDSレーシングの1号車がリードを奪った。最後は予選のペナルティから決勝で巻き返しを見せた36号車アルピーヌとの争いになったが、1号車がレースを制した。

 3位にはフランク・マイルーと女性ドライバーのナターシャ・ガシュナンがドライブしたモランド・レーシングのオレカ・ニッサンが入っている。表彰台のメンバーは第2戦イモラとまったく同じ顔ぶれとなった。

 LM-GTEクラスはアンドレア・ベルトリーニ/ジョエル・カマティアス組RAMレーシングの66号車フェラーリ458が優勝。GTCクラスはSMPレーシングのフェラーリ458 GT3がイモラに続き優勝を飾っている。

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