ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)で昨年のチャンピオンに輝いたシグナテック・アルピーヌは、今季第2戦イモラからタイヤをミシュランからダンロップにスイッチすることを明らかにした。
シグナテックは昨年、ELMSのLMP2クラスにアルピーヌ・ニッサンを投入し、最終戦でシリーズチャンピオンの座を獲得。4月に行われた今季開幕戦シルバーストンでは昨年に引き続きミュランタイヤを装着していたが、今週末に開催される第2戦イモラからはダンロップタイヤを装着する。
シグナテックは、開幕戦の予選で首位から2秒離される形で7番グリッドとなったほか、決勝レースでもダンロップを装着する上位4位から40秒の差をつけられる形で5位に。こうしたことを受けて、タイヤをスイッチすることにしたのだという。
また、シグナテックは2010年~12年にはダンロップタイヤを使用。とはいえ、チームボスのフィリップ・シノーは、レースに向けてテストをする機会がないため、イモラ戦への過度な期待はしていないとしている。
「彼らはとても成功を収めているパートナーだし、我々も彼らの期待に応えられるようにがんばるよ」とシノー。
「2014年のタイヤレンジについてまだきちんと理解していないから、イモラは簡単ではないと思うけどね」
13チームが年間エントリーし、開幕戦には11台が参戦したELMSのLMP2クラスでは多くのチームがダンロップタイヤを採用している。今回シグナテックがスイッチしたことで、LMP2クラスでミシュランを装着するのはセバスチャン・ローブ・レーシングとラルブル・コンペティションの2チームのみとなった。