昨年までのFIA-GT1世界選手権から様変わりするFIA-GTシリーズが3月31日〜4月1日の予定で、フランスのノガロで開幕する。エントリーリストもほぼ確定し、27台が出場予定だ。
2012年まで開催されたFIA-GT1世界選手権に代わるシリーズとして、ステファン・ラテル・オーガニゼーション(SRO)が開催するFIA-GTシリーズは、今季もGT3規定の車両を使い全6戦で争われることになる。
開幕を目前にして発表されたノガロ戦のエントリーリストには、7車種27台のGT3車両がエントリー。昨年のFIA-GT1にもエントリーしていたベルジャン・アウデイ・クラブWRTやヴィータフォンなどもエントリーしているが、その他のチームの顔ぶれは大きく様変わりしている。
最も話題となっているのは、9年連続WRC世界ラリー選手権王座を獲得したセバスチャン・ローブが、マクラーレンMP4-12C GT3を2台購入し自チームで参戦するセバスチャン・ローブ・レーシング(SLR)だ。開幕戦がフランスということもあり、ポスターに大きく描かれるなど、シリーズでも注目を集める存在となっている。
また、ニッサンGT-RニスモGT3のセミワークス格であるRJNが2台のGT-Rをエントリー。ドライバー面でもカルン・チャンドックやリカルド・ゾンタ等の元F1ドライバーが顔を揃えているほか、サッカーの元フランス代表のゴールキーパー、ファビアン・バルテズもフェラーリ458を駆りシリーズにフル参戦する。
FIA GT Preview 2013