FIA GT1世界選手権第9戦はイギリスのドニントンパークで予選・予選レース・決勝が行われ、フレデリック・マコウィッキ/ステフ・デュッセルドルフ組1号車マクラーレンMP4-12C GT3が優勝を飾った。チャンピオンは38号車メルセデスベンツSLS AMG GT3のマルク・バッセング/マルクス・ビンケルホック組が獲得している。

 今季限りでFIA GT1世界選手権は現行の体制での開催は終了することになっており、そのフィナーレのレースとなる第9戦ドニントン。チャンピオン争いも決するレースということもあり、予選から熾烈なアタックが展開された。

 そんな中、予選でポールポジションを獲得したのはローレンス・バンスール/アダム・キャロル組32号車アウディR8 LMSウルトラ。2番手にはタイトルを狙う1号車マクラーレンがつけた。そして迎えた予選レースでは、1号車マクラーレンが優勝。タイトルを争うバッセング/ビンケルホック組は5番手、ミハエル・バルテルス/イェルマー・ブールマン組18号車BMW Z4 GT3は9番手となった。

 迎えた30日の決勝レース。チャンピオンを争う18号車BMWは素早いピットストップをみせると、ブールマンビンケルホックが駆る38号車メルセデスSLS AMGの後方に。2台はテール・トゥ・ノーズで激しいバトルを展開する。

 最終コーナーでタイミングを合わせたブールマンは、ビンケルホックのインに飛び込ませたものの、2台はサイド・バイ・サイドで2回接触。3回目の接触で姿勢を乱したブールマンのBMW Z4 GT3はリヤから激しくタイヤバリアにクラッシュしてしまった。

 リヤが短いZ4 GT3のため、大きなインパクトを受けたブールマンはしばらく動けず、救出作業のためセーフティカーが出動。ブールマンは病院に搬送され検査を受けることとなった。18号車BMWと接触した38号車メルセデスSLSも同時にバリアにクラッシュしたが、ビンケルホックは怪我無くマシンを降りた。

 ブールマンの救出の間に出されたセーフティカーはそのまま長い間周回を続け、1時間レースで残り12分となったところで赤旗終了。マコウィッキ/デュッセルドルフ組1号車マクラーレンが優勝を飾った。

 レース後、バッセング/ビンケルホック組38号車メルセデスベンツSLS AMG GT3は、アクシデントの原因となったとしてこの最終戦ドニントンのチャンピオンシップレースの結果から除外されることに。ただ、この結果バッセング/ビンケルホック組は145ポイントのまま、マコウィッキ/デュッセルドルフ組が144ポイント、バルテルス/ブールマン組が144ポイントとなり、バッセング/ビンケルホック組の今季チャンピオンが決まった。

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