FIA GT1世界選手権第8戦オルドスは4日、決勝レースが行われ、予選PP、予選レース勝利を成し遂げたマルクVDSチームの41号車フォードGTが決勝も制し、オルドス戦を完全制覇した。2位はJRMレーシングの22号車ニッサンGT-Rだった。
中国での初の開催となったFIA GT1世界選手権。オルドスにはのべ2万人の観客が訪れ、スーパースポーツの共演を楽しんだ。そんな中スタートした決勝レースでは、ポールポジションの41号車が序盤をリード。ニッサンGT-R勢が続いていくが、20号車は序盤でスピン。コースアウトを喫し、セーフティカーが導入される。
その後、トップの41号車がルーティンのピットストップを実施。その翌周には僅差で2番手を走っていた22号車ニッサンGT-Rがピットへ。素早い作業を済ませた22号車だったが、ピットアウトすると41号車がわずかに前に。その後も41号車は首位を守り続け、オルドス戦を完全制圧した。
「今日は素晴らしいスタートを切れ、22号車のリチャード(ウェストブロック)といいバトルができた。僕らは2台とも他より速く、セーフティカーの後もギャップを広げられた。完璧な週末だったよ」と41号車のマキシム・マルティン。
「ピットから出た後にプッシュしたんだけど、それでもピーター(ダンブレック)とはわずかの差だった。彼はすごくプッシュしてきたけど、ギャップを広げることができた。中国初のFIA GT1で優勝できてハッピーだよ」とフレデリック・マコウィッキはレースの感想を語った。
2位は41号車を追い続けた22号車GT-R。3位には3号車、4位に4号車と、ヘクシスのアストンマーチンDB9が2台続いた。終盤を迎え、ランキングでは23号車GT-Rのミハエル・クルム/ルーカス・ルーア組がリード。チームポイントでもJRMモータースポーツがトップを維持している。
FIA GT1オルドス ハイライト
GT1 Short Highlights Championship Race from Ordos 投稿者 GT1
