FIAは8月31日のFIAワールド・モータースポーツ・カウンシルで、2012年からスタートする世界耐久選手権(WEC)の管理、発展を目指すFIAエンデュランス・コミッションのメンバーを発表した。

 このコミッションは代表に、過去にジェントルマンドライバーとしての活動経験がある、ロレアル社元CEOのサー・リンゼイ・オーウェン-ジョーンズが就き、FIAからは4人の委員が参加。アメリカでCARTの代表などを務めたアンドリュー・クレイグ、8度のF1ウイナーでル・マンの伝説的な存在であるジャッキー・イクス、ウイリアムズF1のパトリック・ヘッド、そしてJAF日本自動車連盟の樋山良毅モータースポーツ部長が委員となっている。

 また、ACOからはフランスのフランソワ・フィヨン首相の弟で元ドライバーのピエール・フィヨン、ジェラール・ヌブ、スポーツディレクターのヴァンサン・ボメニル、ジャン-フランソワ・ベロウという4人が参加。マニュファクチャラー代表としてアウディのヴォルフガング・ウルリッヒ博士、チーム代表としてフェルバーマイヤーのクリスチャン・リエド、スポンサー代表としてミシュランからオリビエ・ビアルが参加する。

 今回、エンデュランス・コミッションの一員となった樋山モータースポーツ部長によれば、今回のコミッション参加はFIAからJAFを通じて依頼があったものだという。日本からのコミッションメンバー選出について樋山部長は、あくまで“個人的な推察”と断りながらも、「FIAからの4人のメンバーは、いずれも開催国からなのではないか(アメリカ、ベルギー、イギリス、日本)。日本での開催、また日本メーカーの参加への期待もあるのではないか」とオートスポーツwebに対して語ってくれた。

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