FIAは2014年F1マシンのノーズが必要とされる安全性を満たしているかどうか確認するため、各チームに対しノーズのデザインに関する情報を提出するよう求めている。

 今年のF1マシンに関してはノーズの「醜い」デザインに話題が集まっているが、FIAはこのノーズに安全性が確保されているかどうかを確認しようとしている。
 FIAは、ノーズチップの構造的な完全性についての情報を望み、去年のマシンのノーズとの比較データを提供するよう各チームに書面で依頼したといわれている。

 チームはテクニカルレギュレーションとクラッシュテストの両方の条件を満たす形でノーズを作っているが、アクシデントが起きた場合に最大限の保護を可能にするだけの頑丈さは達成されていない可能性がある。

 このノーズが規則で定められた寸法やクラッシュテストの面では合法であっても、十分な強度がないと判断されれば、FIAはこれに対して行動を起こすことができる。

 テクニカルレギュレーション第2.3条には、FIAのスチュワードは、安全であると認めないマシンの参戦を阻む権利を持つと定められている。
「イベントのスチュワードは、その構造が危険であるとみなされるマシンを除外することができる」と規則に記されている。

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