GAZOO Racingは10日、千葉県の幕張メッセで開催されている『東京オートサロン2014 with NAPAC』の会場で、今年のニュルブルクリンク24時間の参戦体制を発表した。
2007年からニュルブルクリンク24時間への参戦を続け、今年で8年目の挑戦となるGAZOO Racing。昨年はモリゾウこと豊田章男社長もステアリングを握り、レクサスLFA、そしてトヨタ86がそれぞれSP8クラス2位、SP3クラス2位を獲得している。
そんなGAZOO Racingは今年、LFAと86の2台に加えて、新たに『GAZOO Racing レクサスLFA Code X』をニュルブルクリンク24時間に投入。「将来のスポーツカー技術を磨くための実験車両」として投入されるこのLFA Code Xは、LFAに採用されている4.8リッターV10エンジンをベースに、排気量を5.3リッターまで拡大し、出力とトルク特性をコースに合わせて変更。またフルカーボンフレームを採用して剛性向上と軽量化を両立するなど、昨年のLFAから更なる改良が施されているという。
チーム体制では、昨年までドライビングを担当したモリゾウこと豊田社長が、今年はチーム代表に就任。木下隆之、石浦宏明、大嶋和也の3人がLFAのドライバーとして名を連ねた。新たに投入されるLFA Code Xは、飯田章と脇阪寿一、そして井口卓人がドライビングを担当する。86のステアリングを握るのは、影山正彦、佐藤久実、蒲生尚弥の3人だ。
エンジニアやメカニックに関しては、今回もトヨタ社員が担当することになるという。