GTアジアシリーズは5日、セパン・インターナショナル・サーキットで第7戦の決勝レースが行われ、BBTのアンソニー・リウ/ダビデ・リッツォ組37号車フェラーリ458イタリア GT3が優勝を飾った。
これまで、1ラウンドにつき2レースで争われてきたGTアジアだが、今回のセパン戦は、3時間耐久レース1回という新たなフォーマットで開催。グリッドは2回の予選タイムの合算で決定され、クラフト・バンブー・レーシングの99号車アストンマーチン・バンテージGT3がポールポジションを獲得した。
3時間の決勝レースは、スコールによりセーフティカーが導入されるなど、不安定な天候の中で展開。序盤はポールシッターの99号車アストンマーチンがリードするが、2番手からスタートしたBBTの37号車フェラーリが首位を奪い、トップでチェッカー。今季2勝目を挙げた。
予選では9番手となったものの、レースでは追い上げを見せ、最後は99号車アストンマーチンとの僅差のバトルを制して2位を獲得したのは、ベントレー・チーム・アブソリュートの澤圭太/アダレイ・フォン組の8号車ベントレー・コンチネンタルGT3。これにより、8号車のふたりはランキングでも単独首位に浮上することとなった。
「9位スタートでも、作戦通り終わってみれば表彰台圏内、99号車の前でゴールという筋書き通りのレースができました。ギリギリの戦いを続けていますが、2ポイント差ながら単独トップで残り2戦を迎えられるのは非常に有利だと感じています」と澤はコメントしている。
GTMクラスでは、アブソリュート・レーシングの23号車アウディR8 LMS GT3が優勝を果たしている。