TMGが開発中のGT86 CS-R3のプロトタイプが、WRCドイツで00カーとして登場。4日間の日程全てを走り切った。ドライバーはイゾルデ・ホルデリートが担当。ホルデリートは2012年のドイツ戦でも、TMGが開発したヤリスR1Aでも0カーのドライバーを務めている。

 今回のラリードイツでは、リエゾンを含めて1300kmの距離が設定されており、走行マイレージを重ねることで初期スペックの評価と向上点を洗い出すことが課題となっていた。ラリーは天候が不安定で路面はドライとウェットが目まぐるしく変化するトリッキーなコンディションとなったが、マシンの安定性と豊富なスキルを誇るホルデリートのドライビングによって、チームは目標を達成できたという。

 ラリードイツの走行実績を積んだことで、CS-R3のキットは最終的なスペックの確定に入ることが見込まれており、今後はFIAのR3規定のホモロゲーションの公認を取得後、2015年上四半期にデリバリー開始が予定されている。キットの価格は、2015年1月31日までの注文は早割り価格で7万9000ユーロ(税抜き)、以降の注文は8万4000ユーロになるという。

 観客からの反響は好評で、TMGが2015年のドイツラリー選手権に設立するHJS TMG CS-R3トロフィーと共にマシンへの注目も高まっている。

 ドライバーを務めたホルデリートは「FR車のドライブはとても楽しめた。バランスがよく、様々なタイプのステージでもドライブしやすい」とコメント。「トヨタのラリーの歴史に興味を持っている人はたくさんいるし、またTMGがラリーに戻ってきた姿を見てとてもうれしそうだった。土曜日のパンツァープラッテは大勢の観客が集まっていて、格別だった。何度も走ったことのあるステージだけど、CS-R3でプッシュできたのは、とても楽しかった」

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