今季までIZODインディカー・シリーズに参戦していたHVMレーシングは4日、イギリスに本拠を置くステイタスGPと共同体制で2013年のWEC世界耐久選手権に参戦すると明らかにした。
チャンプカー・ワールドシリーズではヘルデス、またミナルディUSAとしてミッチェル・ジョルダインやロバート・ドーンボスを擁し強豪チームとして活躍、また近年はインディカーで活躍してきたHVMレーシングは、F1パシフィック・グランプリなどで代表を務めてきたキース・ウィギンズが率いるチーム。ここ数ヶ月、WEC参戦の噂が出ており、体制構築に動いていると言われていた。
そんなHVMレーシングは、ヨーロッパで活動しているステイタスGPとエンジニアリングやコマーシャルのリソースを集結させ、WECのLMP2クラスにローラで参戦することになった。イギリスに本拠を置くステイタスGPはテディ・イップJr率いるチームで、GP3シリーズに参戦するほか、2012年はヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)、ル・マン24時間に参戦してきた。GP3では桜井孝太郎が所属していたチームでもある。
共同プロジェクトは来季WECの全8戦にローラで参戦する予定。ウィギンズは過去にローラが1997年にF1に参戦した際、チームに携わっている。
「我々は来季、スポーツカーレースへの参戦を実現させることになった。我々がWECに参戦するためには、ヨーロッパでの拠点が何より必要だったんだ」と語るウィギンズ。ステイタスGPとのコラボレーションは、過去にパシフィック・グランプリでともにチームに携わったマーク・ギャラハーが現在ステイタスGPで共同オーナーを務めていることから実現したという。
「WEC参戦のために、昔慣れ親しんでいたヨーロッパでの人脈をたどっていったんだ。そこからは話が早かったよ。これで、ふたつの大陸にそれぞれ拠点があり、ヨーロッパでもアメリカでも戦える。それに、どちらのチームもローラとは強力な関係があるからね」
すでにHVMとステイタスGPの共同プロジェクトは、スペインのモーターランド・アラゴンでテストを実施。来季開幕戦シルバーストンに向け始動したという。
