ル・マン・シリーズ/インターコンチネンタル・ル・マン・カップ第2戦スパは7日、決勝レースが行われ、マルク・ジェネ/アレックス・ブルツ/アンソニー・デイビッドソン組7号車プジョー908が優勝を飾った。
予選で失敗を喫したプジョー勢はグリッド後方に沈むこととなったが、13番手グリッドからスタートした7号車は、ブルツの手でファーストスティントが終わる頃にはリードを奪い、後を継いだデイビッドソン、ジェネが完璧なドライブをみせ、予選トップ3を独占したアウディ勢を逆転。優勝を飾った。
2位にも順調なドライブを続けたフランク・モンタニー/ステファン・サラザン/ニコラス・ミナシアン組9号車プジョーが入った。もう1台の8号車プジョー908は、ペドロ・ラミーがドライブ中にリバージュでコースアウト。さらにサイモン・ペジナウがドライブしていた残り45分というところで、サスペンションにトラブルが発生し8位となっている。
アウディ勢は最上位が3位のディンド・カペッロ/トム・クリステンセン/アラン・マクニッシュ組3号車となったが、終盤クリステンセンは9号車プジョーと2位を争っていたものの、LMP2クラスのTDSオレカ・ニッサンと接触。パンクチャーに見舞われる結果となった。
一方、レース序盤をリードしたマルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ組2号車はピットストップでペナルティを取られ後退するなど、アウディR18 TDI勢は3〜5位という結果となった。ロイック・デュバルが乗り込んだILMC開幕戦ウイナーのオレカ・プジョー908 HDi FAPは燃料系のトラブルに見舞われ10位でフィニッシュしている。
プジョー、アウディのワークス勢がトップ5を占める中、6位にはガソリン勢の最上位でペスカローロ・ジャッド16号車が入った。レベリオン・レーシングのローラ・トヨタは12号車が7位、13号車が9位だった。
LMP2クラスは、TDSレーシングのオレカ03・ニッサンが逆転勝利。2位にブーツェン-シナジー・レーシングの45号車オレカ03・ニッサンが入り、ニッサンエンジンがワン・ツーフィニッシュ。ポールポジションだったストラッカ・レーシングのHPD ARX-01dが3位に入った。
LM-GTEプロクラスは、ペナルティを受けながらも逆転勝利を飾ったAFコルセのジャンカルロ・フィジケラ/ジャンマリア・ブルーニ組フェラーリ458 GTCが優勝。2位にドミニク・ファーンバッハー/アラン・シモンセン組が入り、フェラーリ勢がまたも強さをみせた。3位にはアンディ・プリオール/ウベ・アルツェン組BMW M3 GT2が入った。
