6日、インターコンチネンタル・ル・マン・カップ(ILMC)第3戦となるAsLMSズーハイの会場で、フランス西部自動車クラブ(ACO)は2011年のILMCカレンダーを再度発表した。6月にル・マン24時間の会場で発表された内容に比べ、日本でのレースやプチ・ル・マンの名前が無いなど、不透明な内容になっている。
6月にACOが発表したカレンダーでは、ヨーロッパでのル・マン・シリーズ、アメリカン・ル・マン・シリーズ、そしてアジアン・ル・マンと2戦ずつが揃っていたILMC。しかし、6日に発表されたカレンダーによれば、7月にヨーロッパで1戦が増え(開催地未定)、アメリカでのレースは開幕となるALMSセブリング12時間のみとなっている。
さらに気になるのは、10月の第5戦。「ヨーロッパ外での開催」ということ以外内容が記載されていないが、もともと10月下旬には『マウント・フジ1000km』と題して富士スピードウェイでのレースが予定されており、来季のJAF国際スポーツカレンダー登録にも申請済み。10月はこれまでALMSプチ・ル・マンが行われていた月でもあり、いったいこの場所がどこなのか、関係者の間でも謎が深まっている。
昨年のアジアン・ル・マン以来、本格的なLMPカーを日本で見ることができていないこともあり、ぜひ富士戦の開催は実現して欲しいところ。再度ACOからのアナウンスを待つ状況になりそうだ。
