2012年のWEC世界耐久選手権にフル参戦していたJRMレーシングは17日、2013年のモータースポーツ活動について発表し、6月のル・マン24時間に参戦することを明らかにしたものの、WEC世界耐久選手権には参加しないと明らかにした。
2011年のFIA-GT1世界選手権ではニッサンGT-Rを走らせ、ミハエル・クルム/ルーカス・ルーア組にドライバーズチャンピオンをもたらしたJRMレーシングは、昨年スポーツカー耐久レースに転向。HPD ARX-03a・ホンダでル・マン24時間を含むWEC全戦に参戦した。
そんなJRMレーシングは、2013年の活動について、6月のル・マン24時間へのエントリーを申し込んだことを明らかにしたものの、ル・マンに向けて予算を集中させるために、WECの全戦参加は行わないことを明らかにした。
JRMでは、ル・マンへの集中とともに、ニスモとともに行うニッサンGT-RニスモGT3へのカスタマー向けビジネスへ集中することも明らかにしている。
「ル・マン24時間は耐久レースのハイライトであり、ブランドの価値を最も示すことができるイベントだ。我々は初めてのル・マンで経験がほとんどないにも関わらず6位でフィニッシュできた。2年目の挑戦ができることになり、興奮しているよ」と語るのは、JRMグループのチーフ・エグゼクティブを務めるジェームス・ラムジー。
「我々にはWECをはじめ、他のスポーツカーシリーズにも参加できるオプションがある。しかし、当面は世界で最も有名なレースで成功することが我々のゴールなんだ」
「さらに、昨シーズンから経験を重ね、成功を収めているニッサンGT-RニスモGT3のカスタマーサポートプログラムを行う。これは我々のクライアントにとっても、カスタマーチームにとっても非常に有益なものだ。JRMグループはこのステージを楽しみにしているよ」