ル・マン・シリーズの今季最終戦エストリルは25日、決勝レースが行われ、エマヌエル・コラール/クリストフ・ティンソー/ジュリアン・ジョゼ組16号車ペスカローロ・ジャッドが優勝。今季のドライバーズチャンピオンを決めた。

 予選では、ニコラス・プロスト/ニール・ジャニ組レベリオン・レーシングの12号車ローラ・トヨタがポールポジションを獲得。16号車ペスカローロ・ジャッドが2番手、アンドレア・ベリッチ/ジャン-クリストフ・ブイヨン組レベリオン・レーシングの13号車ローラ・トヨタが3番手に続いた。

 迎えたレースでは、16号車ペスカローロと13号車ローラ・トヨタの僅差の戦いに。しかし、最後のピットストップで16号車ペスカローロは、ジョゼにニュータイヤを与え、予定されていたティンソーのドライブを中止。13号車の追撃を振り切り優勝を飾り、ル・マン・シリーズの今季ドライバーズチャンピオンを決めた。

 LMP2クラスでは、今季強さをみせつけたニッサンVK45DEエンジン搭載、グリーブス・モータースポーツの41号車ザイテック・ニッサンが予選でポールポジションを獲得した時点で、今季のLMP2タイトルを決定。レースでは、TDSレーシングの46号車オレカ・ニッサンが優勝。41号車が2位に入り、ニッサンエンジン車が再びワン・ツー。タイトル獲得に華を添えた。

 LM-GTEプロクラスは、JMWモータースポーツの66号車フェラーリ458が、フェルバーマイヤー・プロトンの77号車ポルシェ997 GT3 RSRを1秒差で振り切り優勝。このクラスはジャンカルロ・フィジケラ/ジャンマリア・ブルーニ組がタイトルを獲得している。

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