ル・マン24時間レースを席巻した5台のMcLaren F1 GTR
20年ぶりにル・マンに集結

・1995年のル・マン24時間レースで完走を果たした、5台のMcLaren F1 GTRが、伝説的な勝利の20年後にコースをパレード
・McLaren P1(TM) GTRの世界初の走行デビューによってGTRの伝説に花を添える
・ハッシュタグ #McLaren95 を使用して、マクラーレンのソーシャル・チャンネルでこのセレブレーションをフォローし、この話題にジョイン

2015年5月14日 英国発

 名門Formula 1(TM)チーム、マクラーレンのグループ企業であるスポーツカーメーカー、マクラーレン・オートモーティブ(本社:英国サリー州、エグゼクティブ・チェアマン:ロン・デニス)、およびマクラーレン・スペシャル・オペレーションズは、1995年のル・マン24時間レースにおける伝説的勝利から20周年を迎える本年、同サーキットにおいて究極なデモンストレーションを行います。

 2015年6月、マクラーレン・オートモーティブおよびマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)は、ル・マン24時間レースでの伝説的な勝利の20周年を、このフランスのサーキットにおいて行われる究極なデモンストレーションで祝います。

 優勝を果たしたシャシ-ナンバー「01R」を含めた、1995年の同レースを席巻した5台のMcLaren F1 GTRが、今回鮮烈な走行デビューを果たす、有名なGTRバッジを付けた最新のマクラーレン・モデルMcLaren P1(TM) GTRに先導されて、サーキットに登場します。これら5台のMcLaren F1 GTRが揃ってサーキットに登場するのは、1995年6月18日午後4時直後にチェッカード・フラッグが振り降ろされて以来になります。

 先の勝利から20年が経った今年、完走を果たしたシャシーナンバー01R、06R、02R、07Rそして05Rがこの伝説のサーキットに舞い戻り、第83回ル・マン24時間レースのスタートシグナルがグリーンに変わる前にパレードラップを敢行します。

 パレードの先導を行う最新のMcLaren P1(TM) GTRのステアリングを握るのは、フランス人の元レーサーであるヤニック・ダルマス氏で、優勝を果たしたカーナンバー59のMcLaren F1 GTRのドライバーのひとりでした。彼のチームメートであったJ.J.レート氏と関谷正徳氏も、限定モデルの650S Le Mansのオーナーたちとともにパレードに参加する予定となっています。

 MSOが設計ならびに開発を行ったMcLaren P1(TM) GTRは、最高出力1,000馬力を誇るサーキット専用モデルで、オーナーは、世界で最もエクスクルーシブなマクラーレン・オーナーシップ・プログラムに参加することができます。

 McLaren P1(TM) GTRドライバー・プログラムの参加者は、マクラーレン・テクノロジー・センターにおいて、レースで勝利を重ねてきたマクラーレンならではの知見に触れることができ、さらに各個人向けにビスポークされたドライバー・トレーニング・プログラムを通じてドライビング・スキルを向上させ、さらに磨き上げることができます。

■デビュー戦での勝利により3大レース制覇を達成
 20年前、レース向けにて、ほんのわずかな改造を施された5台が、世界で最も有名なフランスの耐久レースで完走を果たすという、レース史上類を見ない結果を残したMcLaren F1 GTR。この1戦だけで、McLaren F1 GTRはモータースポーツ史に名を残す存在となりました。

 デビュー戦であったこのル・マン24時間レースで優勝を果たしただけでなく、このレース専用に開発されたプロトタイプ・モデルや、実績のあるマニュファクチュアラーといったライバルたちを退け、他の4台も、3位、4位、5位、13位という成績を残しました。

 この勝利により、マクラーレンは、ル・マン24時間、モナコ・グランプリ、インディ500という世界3大レースで優勝を果たした唯一のマニュファクチュアラーとなりました。
 現在に至っても、この偉業を達成しているのはマクラーレンのみとなっています。

■完走を果たした伝説の5台
チーム:コクサイ・カイハツ・レーシング(英国) / シャシ-ナンバー 01R
カーナンバー:59
ドライバー:ヤニック・ダルマス(フランス)、J.J.レート(フィンランド)、関谷正徳(日本)
予選:9位 / 決勝:1位

チーム:マッハ・ワン・レーシング(英国) / シャシ-ナンバー 06R
カーナンバー:51
ドライバー:デレック・ベル(英国)、ジャスティン・ベル(英国)、アンディ・ウォレス(英国)
予選:13位 / 決勝:3位

チーム:ガルフ・レーシング(英国) / シャシ-ナンバー 02R
カーナンバー:24
ドライバー:レイ・ベルム(英国)、マーク・ブランデル(英国)、マウリツィオ・サンドロ・サラ(ブラジル)
予選:11位 / 決勝:4位

チーム:ジロワ・レーシング・チーム(フランス) / シャシ-ナンバー 07R
カーナンバー:50
ドライバー:ジャン・デニ・ドゥレトラーズ(スイス)、ファビアン・ジロワ(フランス)、オリビエ・グルイヤール(フランス)
予選:15位 / 決勝:5位

チーム:ソシエテBBA コンペティション(フランス) / シャシ-ナンバー 05R
カーナンバー:42
ドライバー:ジャン・リュック・モーリー・ラリビエール(フランス)、エルベ・プーラン(フランス)、マルク・スール(フランス)
予選:20位 / 決勝:13位

■MSOヘリテージ・チームがMcLaren F1 GTRをサーキットに復帰させる
 現在のマクラーレン・スペシャル・オペレーションズは、2011年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスで発表されました。

 そもそも同部門は1990年代に、McLaren F1のオーナーのために、サービス、メンテナンスやパーソナライズを行う、マクラーレン・カスタマー・ケア・プログラムとして発足しました。このサービスはオーナーのためにマクラーレン内で継続され、現在はMSOのヘリテージ・チームが管理を行い、McLaren F1に関する比類なき知見を如何なくお客様にお届けしています。

 マクラーレン誕生50周年となった2013年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、McLaren F1 GTRを公式に参加させて以来、MSOヘリテージ・チームは、シャシーナンバー01Rをサーキットに復帰させるという使命を担ってきました。

 20周年を前にして、当初のMcLaren F1 GTRプロジェクトに関わっていた何名ものキーパソンたちが、 レースの行われた週末の準備作業やレース自体について回顧しています。マクラーレン・ブランドにとって大きな節目ともなった、このときのユニークな思い出が、以下のウェブサイトで語られています。
http://cars.mclaren.com/le-mans-memories

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