全日本選手権スーパーフォーミュラは22日、第4戦ツインリンクもてぎのフリー走行が午前8時30分より行われ、前戦富士を制したジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)がトップタイムをマークした。

 スーパーフォーミュラの今シーズンも、このもてぎ戦で折り返しとなる。今回のレースからは、トヨタ、ホンダの両陣営後半戦に向けた新型エンジンをが投入しており、このフリー走行は新たなエンジンで臨む初の公式セッションとなった。

 1時間のフリー走行は蒸し暑さはあるものの曇り空のもとでスタート。大きなアクシデントなく推移していったセッションでは、序盤からトヨタ陣営のオリベイラや中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)などトヨタエンジン勢がタイム上位を牽引していく形となった。

 トップタイムとしては、開始直後の1分35秒台から、序盤15分ほどで1分34秒台前半まで推移。その後、オリベイラが1分33秒976をマーク。オリベイラはセッション折り返しを前に1分33秒834までタイムを伸ばし、トップタイムをキープしていった。

 残り10分を切ると、チェッカーに向けてアタックも行われ始めるが、各車ともトップタイムの更新には至らず。唯一1分33秒台に入れる形となったオリベイラが首位で朝のフリー走行を終えた。チェッカー間際に各セクターを好タイムで回っていった石浦が1分34秒070で2番手に入り、3番手はロッテラー。4番手に一貴が続き、トップ4をトヨタエンジン勢が占めた。

 ホンダ陣営のトップタイムは、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の1分34秒183で5番手。終盤まで10番手前後に位置していた野尻だが、セッション終了間際にタイムアップを果たした。なお、群馬出身でもてぎがホームコースとも言える小暮卓史(DRAGO CORSE)は8番手、栃木出身の塚越広大(REAL RACING)が12番手につけ、同じく栃木出身の山本尚貴(TEAM無限)は15番手となった。

 また、スーパーフォーミュラでのもてぎの走行経験はない小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)は、セッション開始とともにコースインし、積極的に周回。最終的には23周をこなし、このセッションは16番手で終えている。

 セッション開始直後からトラブルに見舞われた国本雄資(P.MU/cerumo・INGING)と中山雄一(KCMG)は、ともに序盤からピットで作業を受けることに。最終的に国本はセッション終盤にコースインを果たして8周を周回、9番手タイムをマークした一方、中山はタイムを記録することはできなかった。

 スーパーフォーミュラ第4戦もてぎの公式予選は13時15分からスタートする。

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