いよいよ開幕戦を今週末に控えた全日本選手権スーパーフォーミュラ。オートスポーツwebと携帯サイト モータースポーツチャンネルでは今シーズンの全レースにおいて3名の予想屋に登場してもらい、開幕戦の優勝者を予想してもらいます。
毎戦、優勝者の予想を立てて頂く予想屋は以下の3名。
・松田次生(レーシングドライバー)
・春那美希(スーパーフォーミュラ公式サイト ナビゲーター)
・オートスポーツweb編集部員サカイ
アナタは誰の予想に乗りますか? それとも自分の直感を信じますか?
予想は毎回レースの行われる週にオートスポーツwebに掲載され、投票は携帯サイトモータースポーツチャンネルから行うことが出来ます。さらに! 正解者の中から抽選で素敵なプレゼントが当たりますので奮ってご参加ください。
予想は金曜日の夕方からスタート! 投票は携帯サイトモータースポーツチャンネルから。
※投票には有料登録が必要となります。
※PCからの閲覧・投票は出来ません。
みなさんはじめまして。オートスポーツweb編集部のサカイです。まだまだ未熟な若手編集部員ですが、とか言ってハードルを下げておきますが、僭越ながらオートスポーツweb編集部のスーパーフォーミュラ取材班として予想に参加させてもらいます。唯一のジャーナリスト的な枠でもあるので、なんとかみなさんの参考になるような予想をしたいなあと思っております。お手柔らかによろしくお願いします。
さてさて、今年のスーパーフォーミュラですが、SF14シャシー、そして2リッター直噴直4ターボエンジンの“NRE”にとっても2年目のシーズンとなります。そして、大きな注目ポイントのひとつには、やはり小林可夢偉選手の参戦がありますよね。昨年までF1を舞台に戦っていた可夢偉選手がどの位置につけるのか、“迎え撃つ”形になるドライバーたちは可夢偉選手に対してどの位置につけるのか、というのは、観戦する上でもひとつの指標になるのではないでしょうか。
また、今年は、燃料流量リストリクターによる燃料流量制限が、鈴鹿と富士では95kg/hへと削減され、それ以外のサーキットは90kg/hとなります。昨年の鈴鹿と富士では100kg/hで争われていたため、それと比べるとパワーダウンしていることになりますが、その一方でエンジンの性能自体は昨年の1シーズンでも向上しているはず。昨年よりも燃料流量が絞れられた状況の中で各車が昨年のタイムにどこまで近づけるのか、あるいは上回るのか、という点では、技術の進歩も目に見える形で分かるはずです。
ちなみに、燃料流量に関してもう一点付け加えると、オーバーテイクシステム使用時には、流量10kg/h増のアシストを受けることができるようになりました(昨年までは5kg/h)。増量されたオーバーテイクシステムをオフシーズンにテストしたドライバーのみなさんも「パワーが出ている感じがする」と実感しているようでしたが、この変更によって昨年以上の接近戦が生み出されるでしょうか? こちらも注目です。
すみません、前置きが長くなりましたが、順位予想をどうぞ。
【本命】山本尚貴選手
PETRONAS TOM'Sのおふたりとも悩みましたが、本命は山本選手。開幕時とコンディションこそ違えど、鈴鹿公式テストでも総合2番手のタイムをマークしていますし、続く岡山でのテスト時も表情は明るめだった印象です。ホンダエンジンとトヨタエンジンの差も昨年より拮抗している様子ですし、13年王者で昨年も2度のポールを決めている山本選手はやはり優勝予想からは外せない存在ですね!
【対抗】中嶋一貴選手
WECのスケジュールとの兼ね合いで、オフのテストは鈴鹿の初日のみ参加という点が気になるところではありますが、昨年王者の一貴選手が対抗。鈴鹿テスト時もマシン的には悪くない感触だったみたいですし、テスト日数が少ないことについてもあっさりとした様子。もちろん有利な状況ではないかもしれませんが、それをものともせず“あっさり”優勝を勝ち取っていくかも?
【大穴】小林可夢偉選手
大注目の可夢偉選手を大穴といってしまうのも気が引けてしまいますが、本人が何度も口にしているように、このシリーズのことはまだ「勉強中」。課題として挙げていたタイヤの使い方について、岡山テストを終えて「もっとよく分からなくなった(笑)」とも話していましたが、鈴鹿はコースレイアウト的にはもちろん問題はないでしょうし、2012年の鈴鹿F1のように困難なことをやってのけるのも可夢偉選手の強み。初戦の結果や、いかに?