ブランパンGTシリーズを運営するSROモータースポーツ・グループが、11月にマカオで開催される『FIA GTワールドカップ』の運営をイベントプロモーターとともに担当することになった。ステファン・ラテルSRO代表は、7つのマニュファクチャラーがこのイベントに参戦する可能性を語っている。

 FIA-GT3規定車両による“ワールドカップ”の構想は、FIA-GT1選手権の後を継ぐ形となったFIA-GTシリーズの終了に伴って、2013年末にFIAが提案。ラテル代表もこのワールドカップに関する提案などを行なっていた。その後、今年3月のモータースポーツカウンシルでFIA GTワールドカップが承認され、今年のマカオGPで開催されることも発表されていたが、イベントの詳細やエントリー要件などはここまで明かされていなかった。

 今回SROは、FIA GTワールドカップのイベントプロモーターであるマカオ-中国自動車連盟(AAMC)とともにイベント運営全般を担当することになったと発表。F3マカオGPとともに11月19日〜22日にマカオで開催されるFIA GTワールドカップの運営を、SROが支援することになった。

 またラテル代表は、7つのマニュファクチャラーから各3台ずつ、合計21台の参戦を目指しているのだと明かした。

「FIAのアイデアはマニュファクチャラーごとに3台のマシンが参加することなんだ」とラテル代表。

「現在、きちんとGT3に関与しているのは10〜11マニュファクチャラーだが、そのすべてが参加するというのは現実的ではない。ただし、我々は7社であれば可能であるはずだと考えているんだ」

 またラテル代表によると、各メーカーにはメールを送信しており、詳細は明かせないもののいくつかのメーカーからは肯定的なレスポンスがあったのだという。とは言えラテル代表は、メーカーのワークスチームではなく、有力なカスタマーチームが参戦することになると見込んでいる。

「ベントレーとMスポーツや、その他の1〜2のチームを除き、ワークスチームは予期していないんだ。マニュファクチャラーには、カスタマーチームの中のトップチームを送り込んでほしいと考えている」

 なお、7マニュファクチャラーから3台ずつのエントリーを確保することに失敗した場合、「現実的に再調整する」ことになるだろうとラテル代表は話している。

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