TEAM 930 RUSH

2015 ドバイ24時間レース
プレスリリース

2015年1月13日発行

 2015年1月8-10日、アラブ首長国連邦、ドバイの郊外に位置するドバイオートドロームサーキットで開催されたドバイ24時間レース。2010年の第5回大会以来の参戦となるTEAM 930 RUSHは、前回と同じくドライバー、チーム、車、メカニックを全て日本から参戦させるというオールジャパン体制を整えた。

 チームは木曜日に行われた練習走行1回目の開始早々にエースドライバー下島洋介選手によるマシンのチェック走行を敢行後、練習走行2回目及び予選1、2回目は3名のジェントルマンドライバーの慣熟走行として割り切る作戦を取った。

 予選で総合55位(997クラス18位)を確保したTEAM 930 RUSHは金曜日と土曜日が休日に当たるドバイでのレースらしく、金曜日の午後14時スタートとなる決勝24時間レースに臨む。

 いよいよ始まった決勝の24時間レース。スタートドライバーを務めた松島豊選手は、持ち前の落ち着いた走りでスタート直後の混乱を避けつつ、自身の2時間スティントを完了し、滝澤智幸選手にバトンを託した。

 しかし、ここでチームに不運なギアボックストラブルが襲う。メカニカル知識に長けた滝澤選手の素早い判断によるピットインを受けて、メカニック総出で原因究明に取り掛かるも、最良の策としてチームはスペアギアボックスへの載せ替えを決断した。

 メカニックとドライバー4名はギアボックスの様子を見ながらレースを続行。1ドライバー当たり連続最長走行2時間ルールのフルスティントをこなしていく。夜間走行では練習時から好タイムを連発していた高田匠選手と下島選手がミスなしの激走を見せ、慣れない海外での連日の作業で疲れがピークに達しているはずのメカニック達の顔にも笑顔が浮かんだ。夜明け前にギアボックス不調を完全に解決した後、灼熱の中のラスト8時間でドライバー4名は落ち着いた走りでバトンを繋いで行く。

 ラスト90分は滝澤選手が担当。気温と路面温度の上昇でオーバーヒート気味のタイヤをマネージメントしつつ、非常に安定したペースで走行を続ける中、残り1周を迎えたピットボードエリアではチーム関係者全員がフェンスに登り、滝澤選手とTEAM 930 RUSH
号の通過を待ち受ける。

 そして遂に感動のチェッカーフラッグ。苦しい局面もあったが総合67位(997クラス 15位)という結果となった。ピット前の本コースを通過する滝澤選手と車に大きな拍手と雄叫びを上げるメカニック達、チームリーダーでもある松島選手の目には光るものが零れ落ちていた。完走出来たチーム、出来なかったチームに関わらず、チーム、人種、国籍の壁を越えて、各チームがお互いの健闘を称え合う光景がサーキット全体で繰り広げられる中、熱いドバイ24時間レースは終了した。

 他の日本人選手としてはTEAM 930 RUSHと同じクラスである997クラスで澤圭太選手が見事なクラス優勝。A2クラスでは梅本淳一選手が堂々のクラス4位を獲得した。ドバイ24時間レースの厳しさを知るTEAM 930 RUSHとしては、両選手の活躍に最大限の賛辞を贈らせて頂きたい。

松島選手のコメント
「5年ぶりの参戦でした。メカニックも、ドライバーも、チームスタッフも皆が懸命に闘い、チェッカーフラッグを通過した時には、ものすごく熱い感情が込み上げました。自分はこれが好きで挑戦しているのだろうなと感慨にふけましたね。今後も自分たちの足りなかった点を見つめ直し、是非挑戦を続けて行きたいと考えています。今回の参戦でお世話になった全ての関係者の方々に感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。」

株式会社930RUSH (TEAM930RUSH)
ウェブサイト http://www.930rush.com

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