ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)は19日、第10戦オースティンの決勝レースが行われ、チップ・ガナッシ・レーシングのジョーイ・ハンド/スコット・プルーエット組01号車ライリー・フォードDPが優勝を飾った。

 昨年に引き続き、今年もWEC世界耐久選手権との併催となったオースティン戦。全4クラスが揃った今回のレース。オースティンを終えると残すは最終戦となる10月のプチ・ル・マンのみとなるため、チャンピオンシップの上でも重要な一戦となった。

 01号車フォードDPは18日の予選でポールポジションを獲得。決勝では、スタート直後の1コーナーでアウト側に若干コースアウトするも、首位を死守してオープニングラップを終える。スタートを担当したプルーエットからハンドに交代した後もレースを主導していった01号車だが、残り1時間を切ったところでピットストップを行い、ニュータイヤに交換。これにより一時3番手となるが、その後再びトップを奪うと、最後は後続を16秒引き離してトップでチェッカー。01号車は今季初勝利となるとともに、プルーエットにとっては北米スポーツカー界での60勝目の記念すべき優勝ともなった。

 2位にはウェイン・テイラー・レーシングの10号車コルベットDPが入り、3番手にVisitFlorida.comレーシングの90号車コルベットDP。そして4位にはマイケル・シャンク・レーシングの60号車リジェJS P2・HPDが入っている。今回は2台体制で参戦したマツダLMP2 SKYCATIV-Dレーシングは、70号車が総合33位(クラス8位)、07号車が総合36位(クラス9位)となった。

 この結果、最終戦を前にしたランキングでは、90号車コルベットDPを駆るリチャード・ウエストブルック/マイケル・ヴァリアンテが279ポイントで首位。アクション・エクスプレスの5号車コルベットDPをドライブするジョアオ・バルボサ/クリスチャン・フィッティパルディ、そして同じくアクション・エクスプレスの31号車を駆るエリック・クラン/デーン・キャメロンが奇しくも同じく273ポイントで2位につけ、今回優勝したハンド/プルーエットが268ポイントで続く形となっている。

 PCクラスでは、COREオートスポートの54号車オレカFLM09が、第2スティントで追い上げを見せ、最終的には後続を25秒引き離しての優勝を飾っている。

 GTLMクラスでは、終盤までポルシェ・ノースアメリカの911号車ポルシェ911 RSRが優勝に向けて首位を航行していたものの、残り2周というところで給油のためにピットイン。これにより、BMWチームRLLの25号車BMW Z4 GTEが優勝を飾っている。またGTDクラスは、ライリー・モータースポーツの33号車ダッジ・バイパーGT3Rが優勝を果たしている。

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