ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)第2戦セブリング12時間に向けてのBoPが公開されている。

 今回は、2月に公開されたBoPでは未定となっていた部分の多かったPクラスへの調整が中心に。開幕前のテストから速さを見せていたコルベットDP勢が搭載しているシボレーエンジンの性能が抑えられる形となり、デイトナ24時間と比較してリストリクター径が0.7mm縮小されたほか、最高回転数も7450rpmに制限されている。

 一方、フォード・エコブーストエンジンに関しては、リストリクター径が0.6mm拡大され、ブースト圧も1695mbarから1765mbarとなった。また、セブリングが初の実戦投入となるDP用のHPD製3.5リッターV6ツインターボエンジン『HR35TT』のリストリクター径は、フォード・エコブーストと同じく33.7mmに。ブースト圧は1844mbarとなった。LMP2勢とデルタウイングのエンジンに新たな調整はなされず、デイトナでの数値が継続される形となっている。

 2月に発表されたBoPで多くのマシンの燃料搭載量が削減されたGTLMクラスでは、再び多くのマシンのタンク容量が制限。シボレー・コルベットC7.Rが7リットル、STRバイパー GTS-Rとアストンマーチン・バンテージV8が2リットル、そしてポルシェ911 RSRが1リットル削減されている。また、アストンマーチンの最低重量がさらに30kg減少される形となったほか、BMW Z4は10mmのガーニーの設置や、改良したドア枠を使用することが認められた。

 一方、GTDクラスでは、2月の調整では多くのマシンのタンク容量が削減されていたが、今回は全ての車種の燃料搭載量が引き上げられ、ほとんどのマシンがデイトナ24時間での搭載量を上回る形となっている。加えて、リヤウイングの設置位置により柔軟性が持たされた。

USCC第2戦セブリング12時間は、現地時間15日の午前10時15分(日本時間:15日23時15分)から12時間の決勝レースが行われる。

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