ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)は21日、セブリング・インターナショナル・レースウェイで公式テストが行われた。2日目もアクション・エクスプレス・レーシングの5号車コルベットDPがトップタイムをマークし、2日間のテストの総合首位に立った。

 アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)とグランダム・シリーズの統合によって今年からスタートしたユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)。1月末に行われたデイトナ24時間と、3月半ばに開催される第2戦セブリング12時間の中間となる、2月20~21日の日程でセブリング公式テストが実施された。

 最高峰のPクラスでは、前日に引き続きアクション・エクスプレスの5号車コルベットDPが速さを見せた。1分52秒488をマークして2日目のトップタイムをマークしたほか、前日に記録した1分52秒480のタイムで2日間の総合首位につけた。初日に2番手のタイムをマークしたOAKレーシングの42号車モーガン・ニッサンは、最後のセッションでトップタイムをマーク。こちらも初日のタイムで総合の2番手につけたものの、首位の5号車コルベットDPとは約コンマ8秒の差がつく形となっている。

 総合の3番手にはスピリット・オブ・デイトナの90号車コルベットDP、4番手にチップ・ガナッシ・レーシングの01号車フォード・ライリーDPがつけ、5番手にエクストリームスピード・モータースポーツの1号車HPD ARX-03b・ホンダ、6番手にはマッスルミルク・ピケット・レーシングの6号車オレカ03・ニッサンと続いている。

 このテストからホンダエンジンを搭載しているスターワークス・モータースポーツの78号車ホンダ・ライリーDPは14番手、スピードソースの7号車マツダLMP2 SKYCATIV-Dレーシングは24番手となった。

 昨年までグランダムの開幕戦として行われていたデイトナ24時間とは逆に、セブリング12時間はALMS開幕戦として開催されてきており、デイトナプロトタイプ(DP)にとっては“アウェー戦”でもある。そのため、データ量の違いもあってか、DP勢が優勢となったデイトナ24時間よりはLMP2との差が縮まった印象となった。ただ、デイトナ24時間後のPクラスのBoP(性能調整)に関しては、現在のところ未定となっている部分が多く、詳細の発表が待たれている。

 オレカFLM09のワンメイクとなるPCクラスでは、8スター・モータースポーツの25号車が1分55秒940で2日間のトップに。約1秒引き離される形でBAR1モータースポーツの88号車が続いている。

 GTLMクラスでは、最後のセッションで1分59秒935をマークしたポルシェ・ノースアメリカの911号車ポルシェ911 RSRが2日間の首位に。僚友の912号車が約コンマ5秒差で2番手に続いたほか、テストに参加した8台が1秒以内にひしめく結果となっている。

 GTDクラスは、2日目の午前に2分4秒289をマークしたパークプレイス・モータースポーツの73号車ポルシェ911 GTアメリカが2日間のトップにつけた。2番手はアレックス・ジョブ・レーシングの22号車ポルシェ911 GTアメリカとなっている。
 また、先日発表されたGTDクラスの新たなBoPでは、フェラーリ458イタリアとアウディR8 LMSの性能を抑制される形となったが、スピリット・オブ・レースの51号車フェラーリがクラス4番手に。一方、アウディR8 LMS勢は、2日間での最上位がクラス12番手という結果になっている。

 USCC第2戦セブリング12時間は、3月15日に決勝レースが行われる。

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