ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)は31日、デトロイトのベルアイルで第5戦が行われ、ウェイン・テイラー・レーシングのリッキー・テイラー/ジョーダン・テイラー組10号車コルベットDPが優勝を飾った。
インディカー・シリーズのデトロイト戦との併催となったこのレースは、PクラスとGTDクラスという2クラスのみの混走で展開。予選ではスピリット・オブ・デイトナの90号車コルベットDPがポールポジションを獲得し、エクストリーム・スピード・モータースポーツの1号車HPD ARX-03b・ホンダがフロントロウに並んだ。
100分間で争われたレースでは、5番手からスタートした10号車コルベットDPが17周目に首位に浮上。その後も10号車コルベットDPがレースをリードしたほか、チェッカーに向けてはアクション・エクスプレス・レーシングの5号車コルベットDPが2番手、そして90号車コルベットが3番手に並び、上位3位をコルベット勢が占める形となっていた。
そんな中、最終周の57周目には、徐々に首位との差を縮めていた2番手の5号車が、10号車を壁に押しやるような形で接触しながら首位に浮上。そのままチェッカーを受けるかに思われた。ただ、接触の際にダメージがあったか5号車は左リヤタイヤのバーストに見舞われてスピンし10号車が再び首位に返り咲く。
10号車は、後続の90号車に攻め立てられながらも最後までポジションをキープし、トップでチェッカー。2位は90号車コルベットDP、3位にはOAKレーシングの42号車モーガン・ニッサンが入っている。首位を窺うもスピンを喫した5号車コルベットDPは6位となった。マツダLMP2 SKYCATIV-Dレーシング勢は、07号車がクラス8位、70号車がクラス9位でともに完走している。
GTDクラスでは、スクーデリア・コルサの63号車フェラーリ458イタリア GT3が、最終周まで後続の猛攻を受けつつも首位を守り、優勝を飾っている。