ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)は12日、モスポートパークで第7戦の決勝が行われ、2時間40分のレースでウェイン・テイラー・レーシングのリッキー・テイラー/ジョーダン・テイラー組10号車コルベットDPが今季2勝目を挙げた。
GTDクラスを除く3クラスで争われたモスポートパーク戦。予選でポールポジションを獲得した10号車は、レース序盤の展開を牽引するも、パワーステアリングのトラブルに見舞われたことで失速。アクション・エクスプレス・レーシングの5号車コルベットDPが首位を奪った。
その後、レース終盤まで5号車がレースをリードしていくが、残り12分というところで、左リヤタイヤをカットしてピットイン。直後には同じくアクション・エクスプレスの31号車コルベットDPも給油のためにピットへ。これにより、ウェイン・テイラーの10号車が再びトップに浮上し、そのまま今季2勝目を挙げた。
2位には、コンマ5秒弱の僅差で31号車が入り、マイケル・シャンク・レーシングの60号車リジェJS P2・HPDが3位に。5号車は最終的に5位となった。マツダLMP2 SKYCATIV-Dレーシングは今回も07号車の1台体制で参戦し、7位でレースを終えている。
PCクラスでは、フロントロウにつけたマシンが後退したこともあり、3番手スタートからCOREオートスポーツの54号車オレカFLM09が今季初優勝。GTLMクラスでは、今年のル・マン24時間で総合優勝を果たしたニック・タンディもドライブする911号車ポルシェ911 RSRがポール・トゥ・ウインを飾っている。