IMSAは6日、2014年からアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)とグランダム・シリーズが統合して誕生するユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)のエントリーを発表した。

 長年分裂状態だった北米のスポーツカーレースの統合を目指し、14年に誕生するUSCC。クラスは4つに分けられ、頂点のプロトタイプクラスはル・マン規定のLMP2とグランダムのデイトナプロト(DP)、そしてデルタウイングが争う。

 6日に発表されたエントリーの中で、プロトは17台。ALMSのP1王者だったピケット・レーシングはまだTBAだが、デルタウイングが1台、LMP2が5台、DPが10台という内訳となっている。LMP2の中では、エクストリームスピードとスピードソースのマツダ勢の争いにOAKレーシングが絡んでいきそうだ。フォーミュラ・ル・マンを使用するPCクラスは12台が顔を揃える。

「我々のプロトタイプクラスは、驚くほどのバラエティに富み両シリーズの統合を象徴するカテゴリーとなった」と語るのは、IMSAのCOOを務めるスコット・アタートン。

 ALMSで毎戦激しい戦いが展開されてきたGTE車両によるクラス、GT-ル・マンには、ポルシェ・ノースアメリカとアストンマーチン・レーシングが加わることにより、さらに激戦が予想されるクラスとなった。コルベット・レーシングは新車のC7のコルベットを投入する。

 ポルシェやフェラーリが中心となっているGT-デイトナクラスは、28台という大量エントリーを集めることとなった。

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