ニュルブルクリンク耐久シリーズ(VLN)の第2戦が10日、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェで行われ、マンタイ・レーシングのポルシェ997 GT3Rが優勝を飾った。2位はフェニックス・レーシングのアウディR8 LMSで、KERS搭載のポルシェ997 GT3Rハイブリッドが3位入賞を果たしている。
予選ではフランク・ステップラー/マルセル・ファスラー/マイク・ロッケンフェラー組のフェニックス・レーシングのアウディR8 LMS・99号車がポールポジションを獲得。アンディ・プリオール/ペドロ・ラミー/アウグスト・ファルファス/ディルク・アドルフという豪華メンバーのBMW M3が2番手に続いた。
しかし、レースで強さを見せつけたのは、ニュル最強チームであるマンタイ・レーシングのポルシェ。マルセル・ティーマン/ティモ・ベルンハルト/ロマン・デュマ組の114号車が28周のレースで1分7秒の差をつけ優勝。99号車アウディが2位となった。
3位には、これがデビュー戦となるウイリアムズ製KERSを搭載したポルシェ997 GT3Rハイブリッドが入り、ヨルグ・ベルグマイスター/ウォルフ・ヘンズラー組がいきなり表彰台を獲得。信頼性とスピードを証明してみせた。
細かく区分されたVLNシリーズで、SP8クラスから参戦するGAZOO Racingは、開幕戦に続き大嶋和也がレクサスLFAに搭乗。アルミン・ハーネ、ヨッヘン・クランバッハと組んで臨んだレースで総合17位を獲得し、クラス優勝を飾っている。