WEC世界耐久選手権は13日、2014年のフルシーズンエントリーリストを発表した。総勢31台が名を連ねている。

 全8戦で争われる14年シーズンのWEC。今年から導入される新たなLMP1クラスの車両規則では、ワークスチームにハイブリッドシステムの搭載が義務付けられるなどの大きな変更がなされている。それに伴って、LMP1クラスはハイブリッド搭載のLMP1-Hと、非搭載のLMP1-Lというふたつの分類がなされることとなった。

 そんなLMP1クラスには、全クラスの中で最多となる計9台のマシンがエントリー。まずLMP1-Hでは、2台のアウディR18 e-トロン・クワトロと、2台でのフル参戦が決定したと発表しているトヨタTS040ハイブリッドに加えて、満を持して登場するポルシェ919ハイブリッドも2台がエントリー。919ハイブリッドはそれぞれ14号車、20号車として登録されている。

 LMP1-Lでは、昨年までロータスT128でLMP2クラスに参戦していたロータスが、新型車両T129にAER製のエンジンを搭載してステップアップ。また、昨年まではローラB12/60クーペ・トヨタで戦っていたレベリオン・レーシングが、今季に向けて開発を進めていた新型車両のR-Oneを投入し、2台体制でエントリーしている。ただ、昨年LMP2クラスの王座を獲得し、今季はLMP1クラス参戦の意向を示していたOAKレーシングの名は記されなかった。

 コストキャップ制のもと、プライベーターたちによる激しい戦いが繰り広げられているLMP2クラスは、昨年より若干数を減らして計7台がエントリー。昨年王者のOAKレーシングはこちらにも名を連ねていないものの、Gドライブ・レーシングがモーガンシャシーにスイッチした。昨年途中までLMP1クラスに参戦し、今季は童夢とタッグを組むストラッカ・レーシングも童夢のS103にニッサンエンジンを搭載してLMP2クラスに挑戦。KCMGもオレカ03・ニッサンでフルエントリーを果たしている。

 また、デルタADRは、新たなパートナーであるミレニアム・デベロップメントの名を取って、ミレニアム・レーシングとしてこのクラスに参戦。ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)のGTCクラスで昨年のチャンピオンに輝いたSMPレーシングもLMP2に2台をエントリーさせた。今回発表されたフルシーズンエントリーでは、LMP2クラスに名を連ねた全てのマシンがニッサンエンジンを搭載する形となっている。

 LM-GTEプロクラスでは、AFコルセ、ポルシェ・チーム・マンタイ、そしてアストンマーチン・レーシング(AMR)が昨年同様に2台ずつエントリー。加えて、昨年のELMSでLM-GTEクラスを制したRAMレーシングがフェラーリ458 イタリアを1台エントリーさせ、計7台で争われることになった。

 また、AFコルセとAMRはそれぞれLM-GTEアマクラスにも2台をエントリー。AFコルセはアマクラスでの台数を1台増やす形に。RAMレーシングも、アマクラスに1台のフェラーリ458をエントリーさせている。

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