WEC世界耐久選手権第2戦スパは4日、公式予選が行われ2号車アウディR18 e-トロン・クワトロ(ディンド・カペッロ/トム・クリステンセン/アラン・マクニッシュ)組がポールポジションを獲得。ハイブリッド車によるデビュー戦初ポールを成し遂げた。
今回のWEC第2戦スパでは、アウディが昨年型のR18 TDIを改良、ハイブリッド四駆を搭載したR18 e-トロン・クワトロを2台投入。また、ディーゼルターボのR18ウルトラを2台走らせるため、4台のアウディが登場。本来ならばここに1台のトヨタTS030ハイブリッドが登場し、ハイブリッド対決が期待されていたが、トヨタはテスト中のクラッシュによりスパ参戦を断念していた。
そんな中、4台のアウディ勢はプラクティスから他の追随を許さずトップ4を占めることに。R18 e-トロン・クワトロがハイブリッド車初のポールを獲得するかに注目が集まったが、予選ではマクニッシュがドライブした2号車R18 e-トロン・クワトロが、4号車R18ウルトラを下しディーゼルハイブリッドによる史上初のポールを決めてみせた。
「予選はスリリングだったよ。僕たちのアウディR18 e-トロン・クワトロがこうしてデビューを飾ることができて興奮している。6年前にTDIエンジンを送り出した時のように、新たなテクノロジーのe-トロン・クワトロを作り出したんだ。記念すべき日だよ」とマクニッシュは予選後に語る。
予選2番手には4号車R18ウルトラ、3番手には1号車R18 e-トロン・クワトロ、4番手には3号車R18ウルトラが入り、フロントロウ2列をアウディ勢が独占。ガソリンエンジン勢の最上位は、ニコラス・プロスト/ニール・ジャニ/ニック・ハイドフェルド組レベリオン・レーシングのローラ・トヨタの5番手となった。6番手にはストラッカ・レーシングのHPD ARX-03a・ホンダがつけている。
ペスカローロ・チームとのコンビで今季のル・マンに参戦する童夢S102.5は、セバスチャン・ブルデー/ニコラス・ミナシアンというコンビでスパに登場。しかし予選ではガソリン車最速のレベリオン12号車から2秒遅れの9番手となっている。
LMP2クラスは、ADRデルタの25号車オレカ03・ニッサンが最上位。32号車ローラ・ロータスが2番手、JOTAの38号車ザイテック・ニッサンが3番手となった。井原慶子がドライブするガルフレーシング・ミドルイーストのローラ・ニッサンはクラス16番手となった。
「午前中のセッションではマシンに大きなバイブレーションが起こりましたが、午後に行われた予選の前にはサスペンショントラブルだと判明し、またひとつ開発項目をクリアしました。明日は確実にマイルを稼いで完走したいと思います」と井原。
LM-GTEプロクラスはラグジュリー・レーシングのフェラーリ458がAFコルセを下し最上位を獲得している。
