ブラジル・インテルラゴスで開催されているWEC世界耐久選手権の今季最終戦。古き良きオールドコースとして知られるこのサーキットは来年、ピットやパドックなどの改修工事を行う予定となっており、それに伴って来季はWECのカレンダーからも外れている。今回は、改修前の現在のインテルラゴスの様子を、写真とともにお届けします。

※画像はクリックで拡大します。

 こちらが現存のピットビル。来年には取り壊されて、新しい建物の建築が始まる予定です。中も外もかなり老朽化していますが、オールドコースならではの雰囲気を醸しているので、無くなっちゃうのもちょっと寂しい気がします。

 パドック側はこんな雰囲気。外階段は鉄でできており、塗り直してはありますが、ところどころ錆でベコベコになっています。エレベーターはないので、カメラマンは3階のメディアセンターまで、毎日よっこらしょと荷物を持ち上げており、朝から汗だくになっていました。

 こちらはピットロード側に設置されているモニター。この枠も相当サビサビ。近くで見るとその劣化ぶりがよく分かります。

 こちらがインテルラゴスのグランドスタンド。すでに張り替えられている路面は黒々としていて、新しいなと分かりますが、スタンドは……ふ、古い! こうした設備も建て替えになる予定です。

 ブラジルの古い建物にはよくあるようですが、ピットビル内のトイレの中にはこんな張り紙が……。「使用後の紙は流さないで、ゴミ箱に捨ててね」ということが書いてあります。水圧の低さや配水管の問題、トイレットペーパーの質などの関係からか、紙を流すと詰まってしまうことがあるみたいです。これが、インテルラゴスでいちばん驚いたことでございました。

 ちなみに、今回のレースウィークは水曜日の夕方に激しい雷雨があり、ピットビルは雨漏りし、プレスルームも水浸しに。これによって電気は使えず、木曜日の朝に急きょ電気工事をしておりました。ネットもなかなか繋がらず低速の状態でしたが、金曜日の夕方あたりからスピードアップ。ただ、ピットでも状況は同様で、チームもメールが受け取れなかったりと大変なようです。

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