13時40分から行われた、WEC第6戦の予選セッション。肌寒い曇り空の下、まずはLM-GTEクラスの走行が行われ、プロクラスではAFコルセの2台がワンツー。アマクラスでは50号車ラルブル・コンペティションのコルベットがトップタイムを記録した。
まずはプロクラスで最初のアタックでトップタイムを計測したのは、71号車のAFコルセ。ダビデ・リゴンが1分38秒445を叩き出す。その後、51号車AFコルセのトニ・バイランダーが1分38秒431を記録してトップを奪い、ふたりめのドライバーにバトンを渡す。セッション序盤は、さしずめAFコルセ2台による争いとなった。とはいえ1回目のアタックは、プロクラス全車が1分38秒台に入る大混戦。ドライバーふたりの平均ラップタイムで争われるこの予選の行方は、まったく分からない状態だ。
アマクラスでも、序盤はフェラーリ優勢。72号車SMPレーシングのビクター・シャイターが1分39秒798。98号車アストン・マーチン・レーシングの元F1ドライバー、ペドロ・ラミーが2番手につける。ハリウッド俳優のパトリック・デンプシーも果敢に予選アタックへ挑むが、7台中6番手でアタックを終える。
各車ドライバー変更が終わり、2回目のアタックへ。99号車アストン・マーチン・レーシングV8のアレックス・マクドーウェルが2番手に浮上させると、71号車のジェームス・カラドが1分38秒189で圧倒的なトップに立つ。その後、51号車AFコルセのジャンマリア・ブルーニが99号車のポジションを奪い、やはりAFコルセがワンツー体制。99号車アストン・マーチン・レーシングを挟んで91号車、92号車の順でポルシェ・チーム・マンタイが続き、以下97号車、95号車の順でアストン・マーチンが続いた。
アマクラスは98号車アストン・マーチン・レーシングのポール・ダラ・ラマが1分39秒888でチームをクラストップに浮上。しかしその直後、50号車ラルブル・コンペティションのパオロ・ルベルティがトップに立ち、72号車SMPレーシングのアレクセイ・バソフも好タイムで2番手に。98号車はクラス3番手に落ちた。また、デンプシーからバトンを引き継いだパトリック・ロングもまずまずのタイムを出し、クラス5番手に上げている。
